
総合旅行業務取扱管理者と世界遺産検定で出題されるカナダの地理についてまとめてみました。
難易度は
世界遺産検定2級<総合旅行業務取扱管理者<世界遺産検定1級です。
こんな方におすすめ
・高校地理が得意で、さらに地理を学びたい方
・カナダについて知りたい方
・総合旅行業務取扱管理者受験者
・世界遺産検定受験者(2級以上)
試験対策を行う前に
試験対策の前にカナダの州、主要都市を覚えておくと、学習の際に何処に何があるのかが引き出しやすくなるので、覚えるのが楽になります。

赤の太字は最重要の地名
黒の太字は世界遺産検定で重要な地名
細字は余裕がある方向け
総合旅行業務取扱管理者では、
州…ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、オンタリオ州、ケベック州、ノースウェスト準州、プリンスエドワードアイランド州
都市…バンクーバー、ビクトリア、カルガリー、エドモントン、トロント、オタワ、モントリオール、ケベック、イエローナイフ
世界遺産検定では、
2級
州…ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、オンタリオ州、ケベック州、ノバスコシア州、ニューファンドランド・ラブラドール州、ノースウェスト準州
1級
州…ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、マニトバ州、オンタリオ州、ケベック州、ノバスコシア州、ニューファンドランド・ラブラドール州、ユーコン準州、ノースウェスト準州
また、高校地理の内容については、こちらで紹介しています。
総合旅行業務取扱管理者 対策
州別でまとめてみました。
ブリティッシュコロンビア州
カナダ最西部にある州。
バンクーバーが有名ですが、州都はビクトリアです。
※最大の都市がバンクーバーです。
バンクーバー
ブリティッシュコロンビア州最大の都市。
2010年に冬季オリンピックが開催された。
スタンレー公園
バンクーバーのダウンタウン北西部に位置する公園。
園内に先住民の遺産であるトーテムポールが立ち並んでいる。

ガスタウン(ギャスタウン)

市の中央にあるバンクーバー発祥の地
19世紀のレンガ造りの建物や石畳と街灯、蒸気時計が有名。
カピラノ(キャピラノ)渓谷

バンクーバー郊外にある渓谷
渓谷に架かる吊り橋(カピラノ吊り橋)は絶景スポットとなっている。
ビクトリア
バンクーバー島の南東部に位置するブリティッシュコロンビア州の州都。
ブッチャート・ガーデン

私有の大庭園。ローズガーデン、日本庭園、イタリア庭園などがある。
ヨーホー国立公園

出典:By Marek Slusarczyk, CC BY 2.5
ブリティッシュコロンビア州南東部に位置するカナダで2番目に古い国立公園。
後述のバンフ国立公園とジャスパー国立公園とともに、
カナディアン・ロッキー山脈国立公園群として世界遺産に登録されている。
エメラルド湖が有名。

アルバータ州
州都はエドモントン、最大の都市はカルガリー
カルガリー
アルバータ州南西部に位置する同州最大の都市
毎年7月にロデオ大会カルガリー・スタンピードが開催される。
バンフ国立公園の玄関口

出典:CC BY-SA 3.0
バンフ国立公園

アルバータ州南西部に位置するカナダ最古の国立公園。
ルイーズ湖が有名。
前述のヨーホー国立公園と後述のジャスパー国立公園とともに、カナディアン・ロッキー山脈国立公園群として世界遺産に登録されている。

出典:Martin Green – uploaded on 9. Apr. 2006 to english wikipedia by author, Copyrighted free use
※バンフ国立公園とジャスパー国立公園は道路のアイスフィールドハイウェイで結ばれている。
エドモントン
アルバータ州中南部に位置する州都
ジャスパー国立公園の玄関口
ジャスパー国立公園

アルバーター州西部に位置する国立公園。
カナディアン・ロッキー山脈最大の氷河湖であるマリーン湖や、
極圏以外では世界最大の大氷河であるコロンビア大氷原が有名

出典:By Christianabend – Own work, CC BY-SA 3.0
オンタリオ州
トロント
オンタリオ州の州都。
ナイアガラの滝の玄関口
世界有数の自立式電波塔であるCNタワーが有名。

出典:Wladyslaw, CC 表示-継承 3.0
ナイアガラの滝
エリー湖から流れ出たナイアガラ川がオンタリオ湖に向かって北流する地点にある大瀑布。
世界三大瀑布として有名。

オタワ
オンタリオ州東部のセントローレンス川の支流であるオタワ川の南岸にに位置するカナダの首都。
毎年5月にチューリップ祭りが行われている。
おまけ
リドー運河…オタワとオンタリオ湖畔のキングストンを結ぶ運河
詳しくは世界遺産検定1級の欄で紹介。
ケベック州
最大の都市はモントリオール、州都はケベック(シティ)。
モントリオール
ケベック州南部に位置する同州最大の都市。
市郊外のモン・ロワイヤル公園には、街並みを一望できる展望台がある。

出典:By Diliff – Own work, CC BY 2.5
ケベック
ケベック州の州都
フランス系住民が多い
北アメリカ大陸唯一の城壁に囲まれた旧市街は「ケベック歴史地区」として世界遺産に登録されている。
ケベック城塞内には、レンガ造りのシャトーホテル「シャトー・フロンテナック」があり、
市内のシンボル的存在となっています。

プリンスエドワードアイランド州
カナダ東部セントローレンス湾の南部に浮かぶ島であるプリンス・エドワード島。
島全体が一つの州で、カナダ最小の州である。
州都はシャルロットタウン
プリンス・エドワード島
モンゴメリーの「赤毛のアン」の舞台として有名。

出典:NORITO,S – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0
ノースウェスト準州
イエローナイフ

ノースウェスト準州のグレート・スレープ湖北岸に位置する州都。
オーロラ観光の拠点として有名。
鉄道、街道
大陸横断鉄道 カナディアン(号)

トロントとバンクーバー間の全長4500kmを走行する大陸横断列車。
週3便運行され、車窓からは大自然の景観を満喫することができる。

出典:Eminoro & Simon Villeneuve – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0
メイプル街道

カナダ東部のオンタリオ州とケベック州を結ぶ観光ルート。
ナイアガラの滝を起点に、オンタリオ湖、セントローレンス川沿いを進み、ケベックシティに至る。
9月後半から10月中旬にかけ、メープル(カエデ)の紅葉を楽しむことができる。
世界遺産検定
カナダの世界遺産は2025年1月現在、22件となっています。
2級
2級で出題されるカナダの世界遺産は6件あります。
アルバータ州
州立恐竜公園

カナディアンロッキー山脈の南東に位置する州立公園。
バッドランド(悪地)と呼ばれる乾燥した原野が広がっており、
園内の中生代白亜紀の地層からティラノサウルスやトリケラトプスなどの化石が発見されています。

出典:By Scorpion0422 – Own work, CC BY-SA 3.0
マニトバ州とオンタリオ州
ピマチオウィン・アキ

ピマチオウィン・アキとは、オブジワ語で「命を与えてくれる土地」を意味し、約7000年間にわたって先住民のアニシナアベ族が定住しています。
なお、この世界遺産はカナダで初めて自然遺産と文化遺産の複合遺産として登録されています。
ケベック州
ケベック歴史地区

17世紀にフランスの植民地「ヌーヴェル・フランス」の拠点として建設された城塞都市。
旧市街には、星型の要塞や老舗ホテル「シャトー・フロンテナック」がある。
ノバスコシア州
ルーネンバーグ旧市街

1753年にイギリスが建設した植民都市
カラフルな外壁の家が多いのが特徴。
道路が格子状になっており、一見計画的に作られた都市計画に思われるが、
現地を訪れたことがない役人がロンドンの机上で都市計画を作ったため、
至るところに急な坂がある。
格子状の道路
市内の急な坂
ニューファンドランド・ラブラドール州
ランス・オ・メドー国定史跡

カナダ東岸のニューファンドランド島北部に位置する考古遺跡。
1000年頃に北欧から渡来したヴァイキングの集落跡が遺っている。
ノースウェスト準州
ナハニ国立公園

サウス・ナハニ川沿いにある国立公園。
高緯度のツンドラ地帯にも関わらず穏やかな気候となっており、
カリブーやシロイワヤギなどの野生動物が棲息している。
1級
州別でまとめてみました。
①ブリティッシュコロンビア州
スカン・グアイ

ハイダ・グワイ諸島の最南端にあるアンソニー島内にある先住民ハイダ族の集落跡。
島内には、ニンスティンツと呼ばれる村の跡が残っているほか、
貝塚や洞窟、巨大なトーテムポールも残っている。
①、②ブリティッシュコロンビア州とアルバータ州
カナディアン・ロッキー山脈自然公園群

カナダ西部のロッキー山脈にある国立公園群。
総合旅行業務取扱管理者の欄で紹介したトーホー国立公園、バンフ国立公園、ジャスパー国立公園のほか、クートニー国立公園、ハンバー州立公園、アシニボイン山州立公園、マウント・ロブソン山州立公園で構成されています。
公園内の森には、グリズリーやアメリカグマ、アメリカライオンが棲息しており、
山岳部にはシロイワヤギが棲息している。
標高2599mのバージェス山は氷河が削り取った急峻な山肌で、
化石から古代生物の姿を探るため、古生物学者が発掘作業を続けており、
この山中で、古生物学者のチャールズ・ウォルコットが発見した地層はバージェス頁岩と命名しています。
バージェス頁岩とは、薄い層になって剥がれる性質を持っている泥が固まった堆積岩のことです。

②アルバータ州
州立恐竜公園
カナディアンロッキー山脈の南東に位置する州立公園。
バッドランド(悪地)と呼ばれる乾燥した原野が広がっており、
園内の中生代白亜紀の地層からティラノサウルスやトリケラトプスなどの化石が発見されています。
この一帯は、氷河期の侵食によって地層が削り取られ、約7500万年前の白亜紀後期の地層が地表に現れており、1884年に考古学者ジョセフ・バール・ティレルが肉食恐竜の頭蓋骨を発見。
以後、ティラノサウルスやトリケラトプスなどの50種400を超える恐竜の化石や、150体を超える完全な恐竜の骨格が見つかっています。
ヘッド-スマッシュト-イン・バッファロー・ジャンプ

先住民のブラックフット族がバッファローの追い込み猟を行っていた地。
ブラックフット族はバッファローの群を崖まで追い込み、崖から飛び込ませ、崖下で槍や石斧を持って待つ人にとどめを刺していたそうです。
ライティング=オン=ストーン/アイシナイピ

中央平原であるグレートプレーンズの北端に位置する国立公園。
アイシナイピとは、先住民のブラックフット族の言葉で「書かれた/描かれた」という意味。
園内には侵食によって削りだされた円柱状の岩であるフードゥーズや、
ブラックフット族がミルク渓谷の砂岩に描いたロックアートが残っています。

出典:By Matthias Süßen – Own work, CC BY-SA 3.0
ウォータートン・グレーシャー国際平和自然公園 ※アメリカ含む

アメリカのモンタナ州グレイシャー国立公園とカナダのアルバータ州ウォータートン・レイク国立公園からなる世界遺産。
ロッキー山脈で結ばれたこの二つの国立公園が1932年に統合され、世界初で世界で唯一の国際平和公園となっています。
公園内には、1億5000万年前の藍藻類の化石や8000年前の人類の生活痕などが発見されています。
②、③アルバータ州とノースウェスト準州
ウッド・バッファロー国立公園

カナダ西部のアルバータ州とノースウェスト準州にある絶滅危惧種のウッド・バッファロー(シンリンバイソン)を保護する目的で設立された国立公園。
1922年にグレート・スレーヴ湖の南一帯を国立公園として指定。
以降、面積を拡張し、ウッド・バッファローだけでなく、アメリカシロヅルなどの動植物も保護されています。
また、公園内には世界最大級の内陸淡水デルタや、塩の原野を見ることができます。


③ノースウェスト準州
ナハニ国立公園

サウス・ナハニ川沿いにある国立公園。
高緯度のツンドラ地帯にも関わらず穏やかな気候となっており、
カリブーやシロイワヤギなどの野生動物が生息している。
落差100mのヴァージニア・フォール(ヴァージニア滝)が有名。
④ユーコン準州
アラスカ・カナダ国境地帯の山岳公園群 ※アメリカも含む

2つの国にまたがる世界最大規模の自然保護区。
1979年にアメリカのランゲル・セントイライアス国立公園とカナダのクルアーニー国立公園が世界遺産に登録。
1992年にアメリカのグレイシャー・ベイ国立公園、
1994年にカナダのタッシェンシニ・アルセク州立公園が追加され範囲を拡大しています。
公園内には、グリズリーやドールシープ、ハクトウワシなどが棲息しています。
トロンデック=クロンダイク
2023年に世界遺産登録。
クロンダイクという地名は、先住民のハン族の言葉で「ハンマーストーンの水」を意味するTr’ondëkという語に由来。
トロンデック・クロンダイクは、先住民のトロンデック・フェッチン族が古くから暮らしていた地域。19世紀後半に金が発見され、約3万人もの人々がこの地を目指しクロンダイク・ゴールドラッシュというブームが発生しました。
⑤マニトバ州とオンタリオ州
ピマチオウィン・アキ

ピマチオウィン・アキとは、オブジワ語で「命を与えてくれる土地」を意味し、約7000年間にわたって先住民のアニシナアベ族が定住しています。
あらゆる命を尊重し、他者との協調性をもった暮らしのことを「ジガナウェンダマン・ギダキミイナアン」とアニシナアベ族は呼び、「土地を守る」という意味があります。
なお、この世界遺産はカナダで初めて自然遺産と文化遺産の複合遺産として登録されています。
⑥オンタリオ州
リドー運河

1832年に開通した北アメリカで最も古い運河で、
カナダの首都オタワとオンタリオ湖畔のキングストンとを結ぶ。
イギリス植民地時代にアメリカの侵攻を阻止するために要塞と運河が多く建設されており、
リドー運河も防御や輸送ルートの確保のために建設されました。
リドー運河は閘門式運河で、全長202km、47の閘門があり、
現在は観光・レジャー用として使用されています。

出典:en:User:GarrettRock – Uploaded as en:Image:OttawaRideauCanal.JPG on June 12 2006, CC 表示-継承 3.0
⑦ケベック州
ケベック歴史地区

ケベック(シティ)は、フランスの植民地として1608年に地理学者サミュエル・ド・シャンプランが丸太造りの砦を築いたことが始まりの北アメリカ唯一の城塞都市です。
フランスがケベックの開拓と発展にいそしんでいたほぼ同じ時期にイギリスも北米で植民地建設に力を入れており、植民地建設をめぐり争っていました。
この流れでケベックはフランスの植民地「ヌーヴェル・フランス(新しいフランス)」の拠点として建設。その後、イギリス領になりましたが、市内はフランス文化が色濃く残っており、
1774年にイギリスがケベック法を制定。
ケベック法では、フランスの民法の効力、信仰の自由、フランス語の使用を認めており、
現在もケベック州の公用語はフランス語となっています。
ミグアシャ自然公園

ケベック州ガスペ半島の南岸に位置する国立公園。
古生代デポン紀(4億1600万年前から3億5920万年前まで)の化石が多く発見されており、
四股動物の起源とされるエウステノプテロンや魚類の化石が多く発掘されている。

ドイツのフンボルト博物館所蔵
出典:Haplochromis, CC 表示-継承 3.0
アンティコスティ

カナダ東部のセントローレンス湾に浮かぶ島で、
2023年に世界遺産に登録されました。
このアンティコスティ島では、
古生代第二紀(5億900万年前から4億4600万年前まで)であるオルドビス紀の末期に発生した大量絶滅による化石と堆積地層が多く見られ、4億5000万年前から4億3500万年前の保存状態の良い化石が多く発見されています。
⑧ニューファンドランド・ラブラドール州
ランス・オ・メドー国定史跡

カナダ東岸のニューファンドランド島北部に位置する考古遺跡。
1000年頃に北欧から渡来したヴァイキングの集落跡が遺っている。
集落跡には、ノルウェーの様式と一致する共同住宅、作業場、鍛冶場などの建造物のほか、
青銅器や鉄器が発見されている。
レッド・ベイのバスク人捕鯨基地

16世紀にカナダ北東端のベルアイル海峡沿岸にて、バスク人船乗りが作った捕鯨基地遺跡。
レッド・ベイは、17世紀のフランス人漁師たちが湾を「ベ・ルージュ(赤い湾)」と呼んだことに由来。ちなみに、バスク人はその港を「ブトゥス」(Butus)と呼んでいたそうです。
港はグラン・ベイヤと呼ばれ、沿岸での捕鯨、食肉処理、鯨油の精製などのための基地として使われていました。
特に鯨油は、当時のヨーロッパでは灯火に用いるのに需要があり、重要な供給源として大いに繁栄しましたが、16世紀末には乱獲のために鯨の生息数が激減し、捕鯨を行われなくなりました。
※ バスク人…フランスとスペインの国境付近のバスク地方に住む民族
ミステイクン・ポイント

ニューファンドランド島の南東部に位置する海岸沿いの崖。
化石の産出地と生態系保護区となっています。
5億8000万年前から5億6000万年前までのエディアカラ生物群の化石が多く発見されている。
グロス・モーン国立公園

ニューファンドランド島の西部に位置する国立公園。
巨大なテーブルマウンテン(テーブルランド)が連なる台地。
テーブルマウンテンは6億年前から続く地殻変動により地球内部のマントルが地表に露出したもの。
地質は金属を含んでいるため地衣類しか育たない。
また、海岸沿いは氷河の侵食によるフィヨルドが形成されている。
⑨ノバスコシア州
ルーネンバーグ旧市街

ノバスコシア州の州都ハリファクスより南西100km程のところに位置する港町。
1753年にイギリスが建設した植民都市で、カラフルな外壁の家が多いのが特徴。
道路が格子状になっており、一見計画的に作られた都市計画に思われるが、
現地を訪れたことがない役人がロンドンの机上で都市計画を作ったため、
至るところに急な坂がある。
大英帝国が築いた北米植民都市の特色をよく残していることを理由に世界遺産に登録されました。
ジョギンズ化石断崖

ノバスコシア半島の海岸にある3億5400万年前から2億9000万年前の石炭紀の化石が多く発掘されている地域。
この地にある「石炭紀のガラパゴス」とも呼ばれている絶壁は、石炭紀後期(3億1800万年から3億300万年前)のペンシルベニア紀の地層が広範囲を占めている。
グラン・プレの景観

ノバスコシア州のミナス盆地に位置するグラン・プレ湿地帯と遺跡群で構成される文化的景観。
グラン・プレは、フランス語で「大牧草地」という意味。
アボワトーと呼ばれる独自の水門を利用した農業がある。
17世紀にフランス人入植者であるアカディアン人によって農地開発が始まりましたが、
フレンチ・インディアン戦争(1754〜1763年)が発生すると、
1755年にアカディアン人はイギリスからこの地を追放させられ、彼らは北米各地へと移住。
その後は、イギリス系の農園主と住民によって引き継がれていきました。
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