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アアルト建築の旅 ヘルシンキ編

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Architecture / 建築

フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルト。
インテリアやデザインに興味ある方も知っている方が多いはず。
そんなアルヴァ・アアルトですが、

2026年7月に世界遺産登録された「アアルト・ワークス(Aalto Works)」の13件の建築作品群のうち、
ヘルシンキ市内には、「アアルト自邸」、「アアルトスタジオ」、「フィンランディアホール」、「フィンランド国民年金協会」、「文化の家」の5件が世界遺産に登録されました。

そこで、今回はこの5件を一日で回るプランを作成しました。
建築関係者はもちろん、家や建物に興味がある方、デザインやアートに興味がある方、ヘルシンキで何を観るか悩んでいる方にお薦めの記事となっています。

※尚、時期により、閉館や休業をしていたり、交通費等も物価により変動したりしますので、実際に訪れる際は各自、交通状況・施設の確認の上、参考にしてみてください。

事前に準備するもの

  • HSLのデイチケット
  • アアルト自邸の見学予約
  • アアルトスタジオの見学予約

予算(目安)※一人あたり

交通費:10ユーロ〜 HSL (一日券 AB区間)

食費:12ユーロ(朝食)
   14ユーロ(昼食)
見学費:アアルト自邸  32ユーロ
    アアルトスタジオ 一般:22ユーロ 学生:11ユーロ
    フィンランディアホール :18ユーロ

合計:108ユーロ (19200円 ※2026年10月現在)
※夕食費、お土産代含めず

事前準備

HSLのチケット購入

HSLのデイチケットはHSLの公式アプリまたは空港駅やヘルシンキ中央駅などの主要箇所にある自動券売機(現金不可)で購入できます。

今回のルートであればAB区間の一日券(10ユーロ)でOKです。
スマホの画面または紙のチケットを持っていれば、ヘルシンキ市内中心部の主要観光スポットをトラム、地下鉄、バス、近郊列車、フェリーで自由に行き来できます。

アアルト自邸の予約

こちらのサイトで予約ができます。

Guided tour of the Aalto House in English – Alvar Aalto -säätiö
Discover the history and distinctive architecture of Alvar, Aino and Elissa Aalto’s unique home. The one-hour visit incl…

見学可能日と時間を選択し、カートに入れ、必要情報を入力して決済すれば予約ができます。

アアルトスタジオの予約

こちらのサイトで予約ができます。

Guided tour of Studio Aalto in English – Alvar Aalto -säätiö
During the one-hour visit, you will explore the story and architecture of Alvar Aalto’s architectural office. The visit …

見学可能日と時間を選択し、カートに入れ、必要情報を入力して決済すれば予約ができます。

ヘルシンキ中央駅からスタート 8時30分

トラムでフィンランド国民年金協会へ向かいましょう。

①フィンランド国民年金協会 9時〜

1953〜56年に建てられた三角地に建つオフィスビルです。

この建物は、1950年代の赤の時代に該当するため、
赤レンガを基調に、銅板、黒影石、特注のセラミックタイルなどを組み合わせた温かみのあるファサードとなっています。

赤の時代とは、1940年代後半から1950年代に赤レンガを多用した時代で、
ユバスキュラにあるセイナッツァロの村役場、ムーラッツァロの実験住宅、ユバスキュラ大学などが代表例です。

ユバスキュラのアアルト作品に興味ある方はこちら

今回のコースですと、急ぎ足で回る必要があるため、外観のみの見学となります。

朝食 9時30分〜

せっかくなので、アアルト建築の中で朝食を摂るのはいかがでしょうか?ということで、
フィンランド国民年金協会からトラムで、アカデミア書店に向かいましょう。

アカデミア書店は、アアルトが1960年代に設計し、1969年に竣工した
白い大理石を基調とした3層吹き抜けの建物で、
ダイヤモンドのような形をしたトップライト(天窓)が特徴となっています。

美しい本屋なので、書店巡りが好きな方は必ず訪れてほしい場所です。

この店内には、映画「かもめ食堂」のロケ地にもなったカフェアアルトがあります。
アアルトがデザインしたペンダント照明のゴールドベル、
椅子はヤコブセンのアーントチェアと北欧インテリアで統一されたカフェとなっています。

②文化の家 10時30分〜

アカデミア書店から文化の家へ

文化の家は、
1952〜58年にフィンランド共産党の依頼のもと設計された、党本部、協会施設、文化センターを併設した複合施設です。こちらも①のフィンランド国民年金協会と同じ赤の時代に該当する建物です。

特徴としましては、湾曲した赤レンガ壁によるコンサートホール棟と
直方体で銅板仕上げの壁による事務棟の二つで構成されています。

この二つを結ぶキャノピー(屋根付き通路)が、バラバラな二つの建物を統合しているバランスにも注目してみましょう。

不定期:館内見学ツアー

文化の家の館内ツアーが行われる時があります。
こちらを確認してみてください。

Guided tour of the House of Culture in English – Alvar Aalto -säätiö
Experience the House of Culture, where outstanding modern architecture, political history, and music meet.

昼食11時〜

2パターンの候補があります。
一つ目は、文化の家内の「Bistro & Baari Sopu」でのランチ
二つ目は、アアルト自邸の近くにある海が眺望できるカフェ「Café Torpanranta」です。

①Bistro & Baari Sopu
文化の家のHPより
https://kulttuuritalo.fi/en/bistro-sopu/lunch/

文化の家内にあるBistro & Baari Sopuにて、
14ユーロでブッフェスタイルのランチをいただくことができます。
ここで昼食をとってみるのもいかがでしょうか?

②Café Torpanranta

次の目的地に余裕を持っておきたい方にお薦めの案です。
アアルト自邸から海の方へ進むとあるカフェで、海を見ながらの食事ができ最高です。
アアルト自邸を見学する前にこちらでゆっくり昼食を取るのはいかがでしょうか?

③アアルト自邸 13時〜

文化の家からアアルト自邸へ
バスで行く方法や、
文化の家から最寄りのトラム駅であるLinnanmäki (etelä)で乗車し、Hesperian puistoで乗り換え、
Tiilimäkiに向かう方法があります。

世界遺産に登録される前から観光スポットとして、有名なアアルト自邸。
建築、インテリア、デザインなどに興味がある方の多くがこのアアルト自邸を観るためにヘルシンキに訪れているのではと思います。

主に英語とフィンランド語のツアーを行っており、一時間のツアー(館内ガイドが30分、自由行動が30分)となっています。

北欧インテリアが好きな方に是非訪れてほしいスポットです。
開放的な窓や、その窓辺の植物スペース、木材を使用した温かみのあるリビングは、
居心地がいいので、確実に心を奪われます。

※日本語ツアーについて

不定期で日本語ツアーもあります。
こちらのURLで確認してみてください。

ガイドツアー、アルヴァ・アアルト⾃邸、 ⽇本語 – Alvar Aalto -säätiö
Discover the Aalto House with a guided tour in Japanese.

④アアルトスタジオ 14時30分〜

アアルト自邸からアアルトスタジオまでは徒歩7分くらいです。

14時くらいにアアルト自邸の見学をやめて、自邸内のギフトショップに寄ったり、自邸周りを眺めたりし、15分ばかり時間を潰しましょう。

アアルトスタジオは、それまでアアルトの自邸内に事務所を構えていましたが、所員も増え、手狭になったため、自邸近くにスタジオを作られた設計事務所です。

L字型の建物と円形劇場風の中庭が特徴となっています。

こちらも英語とフィンランド語のツアーを行っており、一時間のツアー(館内ガイドが30分、自由行動が30分)となっています。

※日本語ツアーについて

アアルトスタジオも日本語のツアーが不定期であります。
こちらのURLで確認してみてください。

ガイドツアー、アルヴァ・アアルトのアトリエ、⽇本語 – Alvar Aalto -säätiö
Discover Studio Aalto on a guided tour in Japanese.

⑤フィンランディアホール 16時〜

最後に訪れるのは、フィンランディアホール。
アアルトスタジオから徒歩6分のトラム駅Tiilimäkiで乗車し、Kansallismuseoで降りましょう。

フィンランディアホールは、1962 年に設計され、1967 年から 1971 年にかけて建設されたアアルト後期の作品です。

赤の時代を過ぎ、アアルトの集大成となった後期には白に回帰し、大理石を多用しています。
また、高窓(ハイサイドライト)や天窓(トップライト)による光による動線演出も特徴となっています。

2025年に改修工事が終わり、館内に入ることができるようになり、現在では、コンサートといったイベントだけではなく、アアルトの常設展も行われています。

常設展は18時までなので、16時30分に到着できれば、1時間30分くらいは観て回ることができます。

以上で案内は終了となります。
参考にしていただければ、幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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