
フィンランドの首都ヘルシンキ。
バルト海に面するこの都市は、「バルト海の乙女」と呼ばれ、自然と都会が融合した美しい街です。
そんなヘルシンキですが、以下の方にオススメ。
・海外旅行初心者
・サウナ好き
・ゆっくり過ごしたい方
ヘルシンキは、
ヨーロッパの中でも治安がよく、英語を話せる人も多いため海外旅行初心者におすすめの観光地です。
そして、フィンランドといえば、サウナ発祥の地!!
サウナ好きの方は是非、本場のサウナを体験してみてはいかがでしょうか?
さらに、コンパクトな都市なので、観光スポット間の移動が楽なので、
2〜3日程あれば、充分に観光スポットを周ることができます。
また、長期滞在であれば、あまり急がず、ゆっくり過ごすことができます。
他の国も周遊したい方には、
エストニアの首都タリンやスウェーデンの首都ストックホルムと併せるプランを検討してはいかがでしょうか?
タリンへは、フェリーで2時間。
ストックホルムへは、飛行機で1時間、フェリーで17時間となっています。
本題のヘルシンキのおすすめ観光スポット、過ごし方の紹介をしていきます。
是非、旅行計画の参考にしてみてください。
①ヘルシンキ大聖堂

1852年竣工のネオ・クラシック様式の大聖堂。
現在では、ヘルシンキのランドマークとして知られています。
聖堂内の見学は有料となっていますが、外観やその周辺を眺めるだけでも充分楽しめます。
②スオメンリンナの要塞

ロシア帝国に対する守りを目的として1748年に建てられた要塞です。
スオメンリンナとは、フィンランド語で「スオミの要塞」という意味です。
※フィンランドでは自国のことをスオミといいます
1991年に世界遺産に登録されました。
島内には石造りの要塞や大砲、トンネル、歴史的建造物などを観ることができます。
行き方は、ヘルシンキ大聖堂から程近いフェリー乗り場からフェリーで約10分。
ヘルシンキの公共交通機関HSLのアプリにて、デイチケットを購入しており、
有効期限内であれば、追加のチケットは不要で行けます。
③テンペリアウキオ教会

1969年に竣工。ティモ&トゥオモ・スオマライネン兄弟が設計した岩の教会。
大岩をくり抜き、その上にドーム状の屋根を設けた教会。
内壁が自然の岩盤をそのまま使用しているのが特徴。
この岩盤により、素晴らしい音響効果をもたらすため、コンサート等が催されています。
また、上部側面のガラスから柔らかな自然光が入り込むことで、教会内は映えスポットとして人気となっています。
④マリメッコ本社

フィンランドを代表するファブリックブランド「マリメッコ」の本社。
本社内にはアウトレットのお店があり、安くでマリメッコの商品を購入することができます。

また、一般客でも社員食堂が利用でき、ランチにおすすめです。

◆アクセス
ヘルシンキ中央駅から徒歩で地下鉄Rautatientori駅に向かい、そこから最寄駅のHerttoniemi駅へ。
最寄駅から徒歩10分の所にあります。
⑤サウナ
フィンランドといえば、サウナ発祥の国。首都ヘルシンキにも多くのサウナがあります。
その中でも有名なサウナ施設を2件紹します。
Kotiharjunsauna(コティハルユ)

ヘルシンキ最古の公衆サウナ。
薪サウナなので、サウナ内では木の香りを感じることができます。
サウナから上がった後に、店前のベンチで外気浴をすることができます。
水着不要、バスタオル必要
※タオルの貸し出し(有料)
Löyly (ロウリュ)
比較的新しいサウナ施設。
インターネットで事前予約推奨。
水着必要
※水着のレンタルもあり。
⑥アカデミア書店

フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトが設計した本屋。
天窓からの採光は、店内を優しく包み込むような明るさで照らしてくれます。
書店内のカフェ「カフェ・アアルト」は、
映画「かもめ食堂」のロケ地となったカフェで、
インテリアにはアアルトがデザインしたペンダントライト「ゴールデンベル」が使われています。

シナモンロール、ブルーベリータルトがおすすめです。

余談ですが、2025年9月に東京・丸の内にカフェ・アアルトが進出しています。
⑦市場
日本ではなかなか見かけることがないような食材などが発見でき、ワクワクすることができます。
オールドマーケットホール

1889年にオープンした歴史あるマーケット。
フィンランドの特産品などを取り扱うショップが立ち並んでいます。
Kauppatori(カウッパトリ)

オールドマーケットホールから程近い、港にあるマーケット。
食べ物や工芸品などが売られています。
⑧フィンランド料理

朝食や軽食にシナモンロール(コルヴァプースティ)、昼食や夕食にサーモンスープ(ロヒケイット)はいかがでしょうか?
特にトナカイ肉のシチューやソテーが日本ではなかなか食すことができないので、おすすめ!
ちなみにトナカイの肉はジビエ特有の臭みがなく、淡白でしっかりとした味わいがあります。
また、カルダモンのスパイスが効いた甘いパンに生クリームを挟んだラスキアイスプッラも美味しいです。

シナモンロール

ヘルシンキ市内には、シナモンロールを販売しているお店が多くありますが、
中でも「Kanniston Leipomo」のシナモンロールがおすすめです。

サーモンスープ

サーモンスープを出すカフェも多くあります。
今回は、ヘルシンキ大聖堂付近にある有名カフェ「Café Engel」を紹介。
こちらのカフェにて、サーモンスープを注文する方が多いようです。
かくいう私も注文しています笑
⑨アアルト建築

アルヴァ・アアルトはフィンランドを代表する建築家です。
ちなみに波のことをフィンランド語では「アアルト」と言います。
ヘルシンキにはアアルトが設計した建物が多く点在しています。
例えば、上記のアカデミア書店の他にもフィンランディア・ホール、文化の家、アアルト大学などがあります。
特にアアルト自邸とアアルトの仕事場であったアアルト・スタジオの見学が人気となっています。
見学方法、行き方については、下記ページにて、紹介しています。
⑩美術館
アテネウム美術館
ヘルシンキ中央駅の近くにあるフィンランドを代表する美術館の一つ。
フィンランド出身の女性画家ヘレン・シャルフベックの「傷ついた天使」や、
同じくフィンランド出身の画家ヒューゴ・シンベリの「快復期」の他、
ゴッホ、セザンヌ、モディリアーニの作品も展示されています。
ヘルシンキ現代美術館

アメリカ人建築家のスティーブン・ホールが設計した美術館。
現代アートを専門に展示しています。
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