南米ペルーの南東部に位置する都市クスコ。標高3400mに建設された都市で、クスコの市街は世界遺産に登録されています。また、1200年代から1532年までの間、インカ帝国の首都でもありました。
早速ですが、物件について紹介したいと思います。
①紫トウモロコシ飲料店
ペルーには、紫とうもろこしを使用した「チチャ・モラーダ」というジュースがあります。
沸騰させた水の中に、紫とうもろこし、パイナップルの皮、西洋かりんのマルメロを入れて40分から1時間ほど弱煮。その後、濾して冷ます。冷めたら、砂糖を混ぜて溶かし、レモン等を加えて完成です。
ポリフェノールが多く含まれているので、アンチエイジング、動脈硬化、血栓予防にも効果的だそうです。
②パチャマンカ食堂
ケチュア語でパチャは「大地」 マンカは「鍋」を意味するそうです。つまり、パチャマンカは大地の鍋。地面に穴を掘り、肉や根菜などを焼け石を埋めて蒸す料理です。
ペルーの国土は、海岸や高原、高山地域など自然環境が多岐にわたるので、パチャマンカの食材もその地域のものを使用することにより、レパートリーがその土地ならではのものになります。
クスコ地域では、肉類は豚肉と羊肉、野菜類はジャガイモとウミータ、調味料は塩とキク科の香草を使用するようです。
ウミータとは、とうもろこしの実をペースト状にし、炒めた玉ねぎ、塩等を混ぜ、それをとうもろこしの皮に包んで蒸す料理のことです。
※画像は、レンガで窯を作り、肉や根菜の周りに焼き石を入れ蒸しています。
③アルパカぐるみ屋
中学地理で習う、南米アンデス山脈に生息する動物といえば?で有名なアルパカ。
可愛らしいフォルムで10数年前にアルパカブームがおきました。
ペルーにて高品質なアルパカニットを制作するアパレルブランド「KUNA」が、アルパカのぬいぐるみを販売してるようです。
このぬいぐるみの特徴ですが、通常、使われるアルパカの毛ではなく、
生まれて初めて収穫した毛(ベビーアルパカ)を使用した、
アルパカのぬいぐるみだそうです。
なお、ベビーアルパカの毛は、通常のものより繊維が細かく、滑らかな肌触りだそうです。
④戦士の広場
アルマス広場を指しているかと思われます。このアルマス広場は、インカ時代「戦士の広場」と呼ばれていたそうです。
フランシスコ・ピサロによるクスコ征圧宣言が行われた場所であったり、植民地時代ペルーで起きた反乱の指導者とされるホセ・ガブリエル・コンドルカンキが処刑されたのもこの広場でした。
⑤インカ歴史博物館
インカ博物館のことだと思います。
クスコ大聖堂やアルマス広場の近くにある、インカとインカ以前歴史について学ぶことができる博物館です。
営業時間:平日9:15〜16:00 , 土曜日9:00〜13:00
入場料:20ペルーソル (日本円で約780円) ※2023年10月現在:1ペルーソルが約39円
⑥太陽の神殿遺跡
画像は、太陽神殿の跡地です。
インカ帝国時代に各地に太陽信仰のために宮殿を建立していました。その中でも、クスコの太陽神殿(コリカンチャ)は、信仰の中心地でした。
ちなみにコリカンチャはケチュア語で「黄金で囲まれた場」を意味しており、コリが「黄金」、カンチャが「囲い場」を表します。
その名の通り、太陽神殿内には、金が張られたり、黄金の製品が置かれていました。
しかし、スペインによる征服により、太陽神殿は破壊され、神殿内にあった金、黄金製品等を剥奪されたようです。
征服後、スペイン人が破壊した太陽神殿の土台を利用してサント・ドミンゴ教会を建てましたが、クスコを襲った大地震により教会が崩壊したようです。一方、土台は崩壊しなかったとか。
このような歴史は、地震に悩まされている国(インカ)と大きな地震がほとんどない国(スペイン)の地震に対する構造の建築技術がはっきりするので面白いと思うところです笑
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