ロシアのウラル連邦管区スヴェルドロフスク州の州都エカテリンブルク。
人口約150万人、ロシア国内で4番目に人口の多い都市です。
ちなみに2018年のFIFAロシアワールドカップにて、
日本代表がグループステージ第2戦のセネガルと対戦したのが、
エカテリンブルクにあるセントラル・スタジアムでした。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①ウラル風ペリメニ屋
ペリメニとは、小麦粉で作った薄い生地に、挽肉や野菜を包み茹でた料理です。
一言で表すとロシア版餃子です。
包み方が地方によって異なり、
例えば、シベリア地方は丸い形に対し、
ウラル地方では耳の形にする傾向があるようです。
また、伝統的なウラル地方のペリメニは大量のタマネギと牛・羊・豚の3種のミンチを混ぜ合わせた具を詰めるようです。
さて、本題のウラル風ペリメニ屋ですが、
エカテリンブルクにはペリメニを提供するお店が多くあります。
この中で、Googleマップにて口コミ数が多く、高評価でかつ、耳の形をしたペリメニ(ウラル風)を提供しているお店は「ペリメンナヤ(Пельменная)」です。
②マヨネーズ専門店
エカテリンブルクはマヨネーズの消費量が世界一のようです。
そもそもロシアのマヨネーズ消費量は1人当たり約6.4kg/年だそうで、日本の4倍あるようです。
消費量が多いのは、極寒の冬に体を適応させるため、たくさんのカロリーを必要とするためマヨネーズを摂取しているのではと言われています。
本題のマヨネーズ専門店ですが、
エカテリンブルク市内で見つけることができませんでした。
その代わりですが、エカテリンブルク郊外に「ジュロヴォイ・コンビナト(Жировой комбинат)」という植物油加工工場があります。
こちらで製造しているマヨネーズ「EZHKプロバンス」は地域で一番人気があります。
また、マヨネーズのほかにケチャップ、マスタード、マーガリンなどを製造しています。
③ベアリング工場
おそらくベアリングプラント№6 (ПОДШИПНИКОВЫЙ ЗАВОД №6)のことだと思います。
1941年設立。エカテリンブルクにあると思われるベアリング会社です。
産業用および自動車用ベアリングの生産を行なっているようです。
ただ、工場の場所が特定できませんでした。
勝手な憶測ですが、ベアリングはあらゆる機械を製造する上で重要な役割があり、
ベアリング工場が攻撃を受けると軍事生産力がガクンと落ちてしまうので、
場所を伏せているのかもしれません。
④オペラ劇場
エカテリンブルグ国立オペラ・バレエ劇場のことだと思います。
1912年オープン。エカテリンブルクにある劇場です。
オペラやバレエの公演を行なっています。
演劇は毎年「ゴールデンマスク」国立演劇祭に参加し、数々の賞を受賞しています。
⑤電気機器工場
ウラル電気機械工場(Уральский электромеханический завод)のことだと思います。
1949年設立。エカテリンブルクにある原子力発電所および燃料およびエネルギー複合施設の企業向けの電気機器メーカーです。
低電圧完全装置、中電圧装置、自動制御システム、原子力発電所用のフルスケールシミュレーター、
高エネルギー磁石、プリント回路基板などを製造しているようです。
⑥鉱石博物館
ウラル地質博物館(Уральский геологический музей)のことだと思います。
1937年開館。エカテリンブルク市内のウラル州立鉱業大学内にある博物館です。
ウラル山脈は資源が豊かな山脈で、鉄や銅鉱石、プラチナ、エメラルド、トパーズ、アメジスト、金などの鉱床があります。
そのため、この博物館では上記の鉱石や装飾用石を多く展示しています。
⑦タービン工場
ウラルタービン工場(Уральский турбинный завод)のことだと思います。
1938年設立。エカテリンブルグにあるタービン製造会社です。
蒸気およびガスタービンの設計・製造・保守を行なっています。
⑧鉄道車両工場
ウラルトランスマッシュ(Уралтрансмаш)
※ウラル輸送エンジニアリング工場(Уральский завод транспортного машиностроения)のことだと思います。
1817年設立。エカテリンブルクにある路面電車の車両、鉄道製品、ロッキングマシン、軍事機器などを製造する会社です。
現在、ウクライナ侵攻に伴い軍用製品を生産しているため、米国・ヨーロッパ連合の制裁を受けています。
コメント