ロシアの沿ヴォルガ連邦管区・オレンブルク州の州都オレンブルク。
カザフスタン国境に近く、ウラル山脈南端に位置する都市です。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①ショール織みやげ屋
オレンブルクの民芸品にオレンブルクショールという織物があります。
オレンブルク地域でのみ飼育されているアンゴラヤギの柔らかく上質な毛を使用したショールです。
オレンブルクショールは、オレンブルクのお土産として人気です。
たとえば、
オレンブルグスキエ・プホヴニツィ(Оренбургские пуховницы)というお店では、スカーフ、手袋、靴下、ストールなど様々なオレンブルクショールを販売しており、
お土産として購入される方もいるようです。
②皮革加工場
世界大百科事典でオレンブルクを調べると、
オレンブルグ~タシケント(1905)の鉄道開設とともに,製粉・製脂・皮革・搾油などの産業が発展した。
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について
ここから、物件に皮革加工場を入れているのではないか予想しています。
それはさておき、本題の皮革加工場ですが、
オレンブルクに「Fox Workshop 56」という皮革加工工房がありました。
③飼料工場
オレンブルク飼料工場(Оренбургский комбикормовый завод)のことだと思います。
1932年設立。オレンブルクにある動物飼料の生産を専門とする会社です。
主にニワトリ、七面鳥、牛、豚、ウサギの飼料や魚の餌を製造しています。
④ガス田
オレンブルクガス田のことだと思います。
1966年にボルガ-ウラル盆地の南東部で発見されたガス田です。
詳しい場所は特定できていませんが、オレンブルクから南へ30km行った所にあるみたいです。
ロシア最大のガス田の一つであるのに加え、
世界最大の硫化水素とヘリウム鉱床でもあるようです。
ちなみに、このガス田は現在、ガスプロム ドビチャ オレンブルク(Газпром добыча Оренбург)が運営しています。
⑤オレンブルク油田
オレンブルク州には大小様々な油田が点在しています。
その中で主な石油生産をしている地区は、
クルマナエフスキー地区、ピェルヴォマイスキー地区、ソロチンスキー地区です。
ちなみに④ガス田で紹介したオレンブルクガス田は別名:オレンブルク石油・ガス凝縮油田で、
石油も採れます。
⑥石油精製プラント
オレンブルク州は石油産業が盛んなため、石油精製プラントがいくつかあります。
今回はその中の一例として、
④ガス田でも会社名を挙げた
ガスプロム ドビチャ オレンブルク(Газпром добыча Оренбург)を紹介したいと思います。
1968年設立。オレンブルクに本社を置くガス・石油会社です。
ガスプロムの子会社で、新しい油田とガス田の検索と探査、ガス、石油の生産を行なっています。
上画像の赤で囲ったUKPG-10、15箇所にて石油生産(おそらく精製)を行なっているようです。
コメント
もし出来るのならば次はインドか中国が良いですね〜
もしくはブラジルか、オセアニアか、
楽しみにしてます!