ブラジル南部に位置するパラナ州の州都クリチーバ(クリチバ、クリティバ)。
2021年現在の人口が196万人。ブラジル第8位の規模を誇る都市です。
ケッペンの気候区分では、西岸海洋性気候(Cfb)に属しています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①ポル・キロ食堂
por kilo(ポル・キロ)とは、ポルトガル語で「キロ当たり」という意味するビュッフェスタイルのレストランのことです。
お皿の上に好きなものを好きな量だけ取り、会計時に総重量の重さを量り、値段が決まる仕組みとなっています。
ポル・キロは、ブラジルで定番のランチとなっており、クリチーバ市内にも多くのお店があります。
ポル・キロの雰囲気について、
参考までに、Restaurante Pasteur Grill – Buffet por Kiloの画像を貼っておきます。
②シュラスコレストラン
シュラスコとは、牛や羊などの肉を鉄製の串に刺し通し、岩塩を振って炭火でじっくりと焼くブラジルを代表する料理です。
クリチーバ市内にもシェラスコを提供するお店は多くあります。
中でも、Googleマップにて口コミ数が多く、高評価だったお店はBatel Grillでした。
③近代建築美術館
Museu Oscar Niemeyer(オスカー・ニーマイアー美術館)のことだと思います。
2003年開館。クリチーバにある建築・アート・デザインの美術館です。
ブラジルを代表する建築家オスカー・ニーマイアー(1907-2012)が設計。
別館は、人間の眼を彷彿させるような建物となっています。
なお、ブラジリア物件編の「王冠型大聖堂」、「白のドーム博物館」の設計、「ジェット機型の街並み」の都市計画の発案を募ったのもオスカー・ニーマイアーです。
④針金オペラ座
Ópera de Arame(ワイヤーオペラハウス)のことだと思います。
1992年開館。クリチーバにある鋼パイプとポリカーボネート板で造られたオペラ劇場です。
収容人数は1572人。クリチーバの観光名所となっています。
⑤路面電車ネットワーク
クリチーバは公共交通システムが充実しており、市内を様々なタイプのバスが走っています。
バスのタイプには、
専用レーンを走る赤色の幹線バス、
郊外の地域間を環状する緑色のバス、
2点間を迅速に結ぶことを目的とした銀色のバス、
人口密度の低い郊外路線に使われるオレンジ色のバスなどがあります。
また、下の画像はチューブ型のバス停。
このバス停は、バリアフリー化だけでなく、
バス停内で料金支払いを行うため、遅延の発生を回避できる仕組みとなっています。
⑥自動車工場
クリチーバ郊外にあるアイルトン・セナ工業団地にフランスの自動車メーカー「ルノー」の自動車工場があります。
⑦計画都市の街並み
クリチーバは都市計画が優れていることで知られており、
自動車中心の都市政策ではなく、住民である人間を中心とした都市政策としていることから、
⑤の路面電車ネットワークより、効率的な公共交通システムを有しています。
また、緑地計画においても成功しており、
市民1人当たりの緑地面積が51.5㎡とユネスコが都市に求める基準値のおよそ3倍にあたる面積となっています。
⑧電力会社
パラナ電力のことだと思います。
1954年設立。クリチーバに本社を置く電力会社です。
設立時は州営の電力会社として発足。1994年に民営化。
パラナ州を中心に、1000万人に電力を供給しています。
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