ハンガリー中部、ドナウ川沿岸に位置する首都ブダペスト。
1873年に西岸のブダと東岸のペストが合併してブダペストとなった都市です。
「ドナウの真珠」や「東欧のパリ」と称される美しい街並みは、
「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」として世界遺産に登録されています。
それでは、物件について紹介したいと思います。
①貴腐ワイン店
白ワイン用品種のブドウにおいて、果皮がボトリティス菌というカビに感染することで、ブドウの糖度が高まり、芳香を帯びる現象を貴腐といい、この貴腐されたブドウで作るワインを貴腐ワインと言います。
1650年頃、ハンガリー北東部に位置するトカイ地方で、オスマン帝国からの侵略の影響でブドウの収穫が遅れたため、偶然作られたのが貴腐ワインの始まりと言われています。
そして、現在もトカイ地方では貴腐ワインを生産しており、
このトカイ地方で造られた貴腐ワインは「トカイワイン」と言われ、
世界三大貴腐ワインの一つとなっています。
ちなみに、トカイ地方のブドウ畑は「トカイのワイン産地の歴史的・文化的景観」として世界遺産に登録されています。
ブダペスト市内にはワインショップが多く、ほとんどのお店でトカイワイン(貴腐ワイン)を購入することができます。
②フォアグラ料理店
ハンガリーといえばフォアグラです笑
世界三大珍味の一つ。アヒルやガチョウに大量の餌を与え、肝臓を肥大化させて作ります。
その肝臓をパテまたはソテーにして食べるのが一般的です。
ハンガリーのフォアグラの生産量は世界第2位。※1位はフランス
ハンガリーのドナウ川西岸で昔から生産されています。
ハンガリーではお祝いの席でフォアグラを食すことが多いようで、特にフォアグラのリゾットが人気のようです。
さて、本題のフォアグラ料理屋ですが、ブダペスト市内で有名なお店は
「Comme Chez Soi(コムシェソワ)」です。
http://www.commechezsoi.hu
コムシェソワのHPのトップページにこちらの動画が貼り付けてありました笑
朝日放送の『朝だ!生です旅サラダ』で紹介されたみたいです笑
③カロチャ刺繍店
カロチャ刺繍とは、ハンガリーのカロチャ地方で伝統的に行われている、花などの植物を主要なモチーフとする色鮮やかな刺繍です。
本題のカロチャ刺繍店ですが、
ブダペスト市内で購入する場合は、ブダペスト中央市場の2階にお土産屋が多くあり、刺繍店も立ち並んでいるそうです。
④王宮の丘
王宮の丘とは、王宮である「ブダ城」をはじめ、「マーチャーシュ聖堂」「漁夫の砦」「三位一体広場」といった観光スポットが集まっている丘です。
この王宮の丘一帯は、世界遺産「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」に登録されています。
⑤温泉施設
ブダペストは温泉の街と知られ、市内に温泉施設がいくつかあります。
今回は代表的なものを2件紹介します。
セーチェーニ温泉
1913年設立のヨーロッパ最大の温泉です。
温泉内でチェスを行っている人もいます笑
屋外温泉以外にも、屋内温泉、ビール風呂、サウナなどもあるようです。
ゲッレールト温泉
1913年から1918年にかけて作られた温泉です。
ウィーン分離派・アール・ヌーヴォー様式の建物となっています。
屋外温水プール、泡立ち温水プール、サウナがあります。
⑥ライオン橋
セーチェーニ鎖橋(通称:くさり橋)のことだと思います。
西のブダ地区と東のペスト地区を結ぶドナウ川に架かかる、1849年に建造されたブダペスト最古の橋です。
鋼鉄製の鎖が橋を吊り下げて支えているので、この名前がついたそうです。
こちらも世界遺産「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区およびアンドラーシ通り」に登録されています。
本題の「ライオン橋」ですが、
橋の両側付近に、ライオンの像(合計4頭)が立っています。
このライオン像を手がけた彫刻家は、除幕式の日に民衆から舌のないライオン像と揶揄われ、
ショックで自殺したという逸話があります。
しかし、実際には奥の方に舌があるとのこと。見つけてみたい笑
⑦バス工場
ラーバのことだと思います。
1896年設立。ハンガリーのジェール・モション・ショプロン県ジェールに本社を置く自動車会社です。
路線バス、トラムなどの路面バス、鉄道車両の製造をしています。
また、自動車・鉄道車両以外には、橋やサイロなども製造しています。
バス工場はこちら、
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