アルゼンチン北部に位置するトゥクマン州の州都サン・ミゲル・デ・トゥクマン(通称:トゥクマン)。都市圏人口は約80万人のアルゼンチン第5の都市です。
アニメ「母をたずねて三千里」の主人公マルコが最後に母親に巡り会う街として知られています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①アンデス料理食堂
トゥクマンのあるアルゼンチン北部、北西部は、ネイティブ・アメリカンの影響を受けており、
この地域の食品はアンデス-インカの伝統に密接に結びついていると言われています。
食材は主にジャガイモ、トウモロコシ、小麦、雑穀の一種であるキヌア、トマト、ピーマン、カボチャなどが用いられており、
代表的な料理には、
トウモロコシの包葉にトウモロコシ自体の詰め物、調味料、肉などを詰めたウミータ、
トウモロコシ、肉、豆、ジャガイモまたはカボチャを用いたシチューロクロなどがあります。
本題のアンデス料理食堂についてですが、
トゥクマン市内でウミータやロクロを提供するお店を調べたところ
El Portalというレストランで提供しているのが確認できました。
②サトウキビ畑
サトウキビの発祥はニューギニア島あたりと言われ、そこからインド、東南アジアへと広まったと言われています。そして現在は、ブラジル、インドが主産地となっています。
アルゼンチンでもサトウキビの栽培が行なわれています。
特にトゥクマンは、アンデス山脈からの灌漑用水を利用したサトウキビ栽培が盛んで、
サトウキビの生産量はアルゼンチン国内の7割を占めていているようです。
③レモン農園
2021年のアルゼンチンのレモン生産量は1826千トンで、世界第4位です。
搾り汁や調味料、レモンオイルなどに用いる加工用レモンの生産が世界最大のようです。
アルゼンチンの広範囲でレモンを栽培していますが、特にトゥクマンやサルタといったアルゼンチン北部の地域が盛んです。
なお、トゥクマンにはArgenti Lemon Industriaという会社があり、
レモン農園にてレモン栽培、工場にて加工用レモンの梱包、レモンジュース、レモンオイルなどの製造をしています。
④インカ遺跡
キルメス遺跡のことだと思います。
トゥクマン州カルチャキ渓谷にある先インカ期の遺跡です。
遺跡は山の斜面に対し、階段状につくられており、
紀元後350年頃には、5000人もの人々が暮らしていたそうです。
※トゥクマンからキルメス遺跡への観光ツアーが出ています。
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