仏領レユニオンの首都サン=ドニ。
ケッペンの気候区分では、熱帯モンスーン気候(Am)に属しています。
仏領レユニオンについて
フランス領マヨット
首都:サン=ドニ
人口:約86万人(2017年)
面積:2512㎢
公用語:フランス語
通貨:ユーロ ※1ユーロ =162円(2024年8月現在)
主な宗教:キリスト教(カトリック):89%
主な産業:農業(バニラ、サトウキビ、キャッサバ、コーヒー豆)、漁業
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①クレオールカレー店
クレオールカレーの前にクレオール料理について紹介したいと思います。
クレオール料理とは、アメリカのルイジアナ州ニューオーリンズを中心に発展した、複数の食文化の融合によって産まれた料理のことです。
代表的なものは、米料理のジャンバラヤ、シチューのガンボなどがあります。
次に、レユニオン料理について
仏領レユニオンでは、相次いでこの島にやってきた移民たちがもたらした、フランス、インド、マダガスカル、東アフリカ、中華料理の影響を受けつつ発展した多国籍料理です。
レユニオン島人はかつては皆クレオールだったため、このレユニオン料理は、単にクレオール料理と呼ばれることもあります。
※クレオールとは、西インド諸島、中南米などで生まれ育ったヨーロッパ人のことを指します。
※レユニオン島は、1507年にポルトガル人が無人島として発見、
1640年にフランス人が上陸し、フランス領と宣言した島です。
さて、本題のクレオールカレー店について、
レユニオンには、カリー・プレ(鶏肉のカレークレオール風)があります。
そして、レユニオン島内にCarri poulet(カリー・プレ)を提供するお店は多くあります。
この中で、
サン=ドニにあるレストラン「Lé Gadiamb」にて、カレーの画像を確認できました。
②ブルボン豆畑
物件名のブルボン豆は、ブルボン種のコーヒー豆のことを指しているのかと思います。
ブルボン種とは、18世紀にブルボン島(現在のレユニオン島)で栽培が始まり、その後世界中に広まったコーヒー豆です。
甘さと酸味が絶妙バランスの良い味わいが特徴で、チョコレートや赤い果物を思わせる豊かな口あたりと、余韻に残る甘さとコクが魅力だそうです。
ただブルボン島では、19世紀初頭にコーヒーの栽培は減少、1940年代には姿を消し、幻のコーヒーと言われていました。
ブルボン島でのブルボン種は絶滅したと言われていましたが、近年、ブルボン・ポワントュ種の野生化した苗木が発見され、フランス政府とレユニオン県庁の協力の下、日本人実業家・コーヒー栽培技師の川島良彰さんがこの苗を復活させ、栽培化を成功させています。
そして、2007年にコーヒーの輸出を再開させました。
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