コンゴ民主共和国南東部に位置する都市ルブンバシ。
鉱物資源に恵まれている同国第2の都市です。
ケッペンの気候区分は温帯湿潤気候(Cfa)に属します。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①コサコサ料理店
コサコサとは、ザリガニのことです。
コンゴ川の淡水に生息するザリガニを素揚げして、ピリ辛マヨネーズをつけたり、
ガーリックで炒めたりして食します。
また、コサコサはコンゴ川で漁れるザリガニなので、
コサコサ料理店はコンゴ川から離れたルブンバシより、
コンゴ川に面する首都キンシャサの方が多いと思います。
さて、本題のコサコサ料理店ですが、
ルブンバシで調べた所、おそらく「Le Boucher」というレストランにて、
コサコサが提供されているのではと思います。
ルブンバシのお店は情報が不足しているので、
キンシャサにあるコサコサ料理を提供するお店を紹介します。
「Chez Gaby」
②銅鉱山
コンゴ民主共和国の2020年銅生産量は、1300千トンで世界第4位です。
コンゴ民主共和国で生産される銅の多くは、
コンゴ民主共和国南部からザンビア北部にかけてカッパーベルトと呼ばれる銅やコバルトが取れる一帯で産出されています。
また、コンゴ民主共和国のほとんどの銅鉱山の最大株主は外国企業です。
近年、中国企業がコンゴ民主共和国の様々な銅鉱山の主要な保有者となっています。
本題の銅鉱山ですが、
ルブンバシ周辺には、銅鉱山が多くあります。
代表的な銅鉱山は、
中国の中国有色矿业集团公司(China Nonferrous Metal Mining Group/中国非鉄金属鉱業グループ)が所有する「Deziwa mine」や、
近年、カナダ資源大手のアイバンホー・マインズ、中国資源大手の紫金鉱業、国有複合企業大手の中国中信集団(CITIC)傘下の中信金属の3社が合弁して進めている「Kamoa-Kakula Copper Mine(カモア・カクラ銅山)」が、
高品位の銅鉱石を産出するアフリカ最大級の銅鉱山として注目されています。
まとめると、
・コンゴ民主共和国南部にはカッパーベルトがあり、銅鉱山が集まっている ・コンゴ民主共和国南部の銅生産量は世界第4位(2020年) ・近年、中国企業が銅鉱山の所有者となっている
③コバルト鉱山
コバルトは、携帯電話、タブレット、ノートパソコンなどの小型電子機器の充電式電池として利用されているリチウムイオン電池の主な原料のため、需要が急激に伸びています。
コンゴ民主共和国は、2022年コバルト生産量は145000トンで、世界一です。
世界全体の73%を占めています。
銅の産出に付随してコバルトが採れるので、銅鉱山と同じ場所にコバルト鉱山があります。
中国企業が鉱山を所有しているため、採掘されたコバルトは主に中国へ輸出しています。
コンゴ民主共和国産のコバルトの約15~30%は、人力小規模採掘(ASM)と呼ばれる非正規の採掘方法により集められています。
機械ではなく、ショベルや素手を使って簡素なトンネルを掘り、コバルト鉱石を含む岩を集めています。そして、この採掘には幼い子ども達が働いており、社会問題となっています。
まとめると、
・コバルトはリチウム電池の主な原料で、需要が急増している。 ・コンゴ民主共和国のカッパーベルトでは、コバルトも採れる。 ・コンゴ民主共和国のコバルト生産量は世界一。 ・産出されたコバルトは主に中国へ輸出。 ・コバルトの採掘にて、幼い子どもたちが働いており、社会問題となっている。
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