スリナム北部に位置する首都パラマリボ。
スリナムについて
1975年オランダより独立
首都:パラマリボ
人口:約58.7万人(2020年)
面積:16.3万㎢
公用語:オランダ語(スラナン語)
通貨:スリナム・ドル ※1スリナム・ドル=5.02 円(2024年8月現在)
主な宗教:キリスト教(40%)、ヒンドゥー教(20%)、イスラム教(14%)
主な産業:農業(米、サトウキビ、バナナ、柑橘類)、鉱業(ボーキサイト、金)、
林業、漁業(エビ)、石油
南米では珍しいオランダから独立した国です。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①スリナム郷土料理店
スリナムはインド系、クレオール系、マルーン系、ジャワ系といった多民族な国であり、
キリスト教(カトリック、プロテスタント)、ヒンドゥー教、イスラム教の信者がいる多宗教な国でもあるので、料理も多彩となっています。
そのため、スリナムではインド料理のロティ、インドネシア料理のナシゴレンやミーゴレンがよく食されているようです。
本題のスリナム郷土料理となると、スリナム及びオランダのスリナム人コミュニティで人気料理である「ポム」のことかと思います。
ポムはスリナム発祥のアメリカサトイモの根、鶏肉、柑橘類の果汁を用いたオーブン料理です。
起源は諸説ありますが、クレオールまたはユダヤ料理だと言われています。
パラマリボ市内でポムを提供するお店を調べたところ、
「De Gadri」というレストランにポムの画像がありました。
②ボーキサイト鉱山
スリナムのケッペン気候区分は熱帯雨林気候(Af)とサバナ気候(Aw)となっています。
熱帯地域の土壌は赤土のラトソルが分布しています。
なぜラトソルの土が赤いのかというと、
熱帯地域は多雨で土壌中に含まれてる様々な養分、有機分が雨で溶けて流れていく一方、
ボーキサイト(酸化アルミニウム)は、水に耐性があるので、流れず残留します。
そして、表面に現れたボーキサイトが酸化することで、土の色が赤色になっています。
ちなみに、ラトソルは養分が流れてしまっているため、農業に適さない土壌となっています。
本題のボーキサイト鉱山についてですが、
スリナムはボーキサイトに恵まれており、
スリナム経済はボーキサイトに大きく依存しています。
スリナムの主なボーキサイトの鉱山は「Coermotibo(コアーモティボ)鉱山」。
首都パラマリボから東へ約150kmの所にあります。
資源メジャーのBHP社がこの鉱山の45%の権益を持っています。
BHP社については、メルボルン物件編にて紹介しています。
③油田
1980年代より陸上で石油を小規模生産していましたが、
近年、スリナムの沖合にて海洋油田が発見されており、開発が進めています。
https://www.offshore-energy.biz/petronas-cheers-first-discovery-off-suriname/
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