アンデス山脈の麓、標高2850 m に位置するエクアドルの首都キト。
南緯0度15分と赤道付近に位置していますが、高山にあるため年平均気温は13度と一年を通じて冷涼な気候となっています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①トストーネ屋台
トストーネとは、未熟な調理用バナナをスライスし、油で2度揚げた料理です。
この2度揚げたトストーネに塩をかけたり、チーズやモホというニンニク、パプリカ、クミンを混ぜ、レモン、酢、ライムなど加えたソースをかけたりします。
主にエクアドル、コロンビア、ベネズエラ、ニカラグア、ホンジュラスなどの中央、南アメリカで食されています。
キト市内でトストーネを調べたところ、
Micasaというレストランで、チーズやローストビーフ、メキシカン風のトストーネを提供しているのが確認できました。
②カングレホ屋
Cangrejo(カングレホ)とは、スペイン語で蟹を意味します。
エクアドル西部に位置する都市グアヤキルでは、
マングローブに生息する蟹「泥カニ」が名物となっています。
カングレホは、一般的にボイルで提供され、ハンマーで叩き食します。
キト市内にもカングレホを提供するお店が多くあります。
その中で、有名なカングレホのお店は「La Casa del Cangrejo」です。
カングレホはもちろん、その他、エビや貝などの海鮮料理を提供しています。
③バナナ農園
2020年のエクアドルのバナナ生産量は、6023千トンで、世界第5位です。
これは、インド、中国、インドネシア、ブラジルに次ぐバナナの生産量となっています。
ちなみにバナナの輸出量は世界一です。
エクアドルよりバナナの生産が多い国は、いずれも人口が多い国なので、自国での消費が多くなります。なので、エクアドルのバナナ輸出量が世界一なのは納得です笑
インド:14億人、中国:14億人、インドネシア:2.7億人、ブラジル:2.1億人
※エクアドル:1780万人
エクアドルのバナナの特徴は、他の国のものと比べても糖度が高く、もっちりとした食感です。
なかでもクリーミーな甘さを持つ「グラネイン」という品種が数多く栽培されています。
なお、バナナの生育条件は、
・年間を通して高温多湿
・平均気温は26~27℃、果実が生長するには15℃以上の温度が必要
などあります。
冒頭でも述べていますが、キトは高山にあるため年平均気温は13度と一年を通じて冷涼な気候となっています。バナナの生育に向かない環境です。
なお、エクアドルの主なバナナ栽培が盛んな地域で、キトからほど近いのは、
アンデス山脈の西麓にあるロス・リオス県ケべド地区です。
また、日本人が運営しているバナナ農園の田辺農園が、エクアドルのラス・ビジェガス郊外にあります。
④赤道記念碑
Mitad del Mundo(ミッター・デル・ムンド)のことだと思います。
キトの北約23kmの所に位置する赤道上に建てられている赤道記念碑です。
なお、Ciudad Mitad del Mundoは、スペイン語で「世界の真ん中」を意味します。
そのため、グーグルマップでは、世界の中心記念碑という名称になっています。
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