中国山東省の山東半島南部に位置する港湾・工業都市青島(チンタオ)。
かつて、ドイツの租借地だったため、ドイツの街並みが残っていたり、
ビールが有名な都市です。また、漁港、軍港があるため造船も盛んです。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①海鮮水餃子店
青島は黄海に面しており、魚介類が漁れるため海鮮料理が盛んです。
ナマコ、アワビ、ホタテ貝、海老、ホラガイが名物で、
特に海鮮の入った水餃子が人気です。
そして、青島市内で有名な海鮮水餃子を提供するお店が、
船歌鱼水饺(ChuanGe YuShui Jiao)
2009年青島にて創業の海鮮水餃子の専門店です。
市内に複数の店舗を展開しています。
エビ、アワビ、イカ、イカスミ、サワラなど様々な水餃子があります。
代表的な店舗は、闽江路と闽江二路(コーヒー街)の交差点付近にある
船歌鱼水饺(闽江路店)です。
②白ぶどう酒醸造所
中国でワインの生産が盛んな地域は、山東省の煙台(イエンタイ)です。
煙台は青島から北東へ180km、車で2時間30分ぐらいの所です。
煙台は中国近代的ワイン産業の発祥地であり、中国最大のワイナリーである
張裕葡萄酒醸造会社(CHANGYU)があります。
1892年に華僑の張弼士さんが設立した醸造所で、白ワインだけでなく、赤ワインも醸造しています。
なお、CHANGYUのワインは、日本でも購入できます。
③ビール工場
青島ビールの工場だと思います。
青島ビールは中国を代表するビールの一つです。
1898年に青島はドイツの租借地となり、ビール生産の技術移転が進み、
1903年にドイツの投資家が青島でのビール製造を開始したのが青島ビールの始まりです。
現在では、世界中で販売しており、日本でも中華料理屋をはじめ、世界のビールを取り扱う酒屋でも販売しています。
青島ビールは中国国内に約60の工場があり、その中でも生産数が少ない青島第一工場が美味しいという嘘か誠かの都市伝説があります。
どの工場で生産されたかの見分け方は、ロット番号で判断しているようです。
ちなみに日本に青島ビールを輸入販売している池光エンタープライズでは、
青島ビールは第一工場で醸造されたビールを輸入しているみたいです。
④ビール博物館
青島啤酒博物館(青島ビール博物館)のことだと思います。
青島ビール発祥の地にあるビールの博物館です。
青島ビールの歴史、ビールの製造過程の展示、ビールの試飲など行っています。
⑤造船所
おそらく青島造船所有限公司のことだと思います。
公船、貨物船、旅客船などの製造を行う山東省の大手造船企業です。
1949年に国営青島造船所として設立。
現在は、青島華通国有資本運営有限公司の完全子会社で国有企業となっています。
青島造船所有限公司の子会社が青島揚帆船舶製造有限公司で、
青島市即墨区に造船所があります。
⑥ハイヨール家電
ハイアールのことだと思います。
1984年設立。青島に本社を置く電機メーカーです。
必要な機能だけに絞り、シンプルな機能で質の良いものを提供する戦略で、
世界中で支持され、冷蔵庫、洗濯機といった白物家電が世界シェアNo.1の企業です。
⑦海底博物館
青島海底世界のことだと思います。
1932年に中国初の水族館である青島水族館が開館。
この青島水族館の増築として、2003年に開館したのが青島海底世界です。
展示が全て地下にあるのが特徴のようで、
さまざまな海の生き物や標本だけでなく、
ガラス張りの海中トンネル、海底ショーホール、アクリル円柱水槽などがあります。
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