マカオ(澳門)は、中華人民共和国の特別行政区の一つです。
広東省南部に位置しており、旧ポルトガル植民地でもありました。
16〜17世紀にポルトガルのアジア貿易の拠点として繁栄。
1999年に中国へ返還されました。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①アフリカチキン屋
アフリカチキンとは、スパイスとココナッツミルク入りのトマトソースでチキンを煮込むマカオ料理です。大航海時代に船乗りたちがアフリカで食べた鶏肉料理に、インドのスパイスや東南アジアのココナッツミルクなどを加え他のが誕生と言われています。
マカオを代表するアフリカチキンのお店は「ソルマー(沙利文餐廳)」
1961年創業の老舗レストランです。
②エッグタルト屋
ポルトガルのリスボン物件編でも紹介したエッグタルト(pastel de nata、葡國蛋撻)。
マカオは1999年までポルトガルの植民地であったためか、エッグタルトが大人気です。
代表的なお店は「Lord Stow’s Bakery (ロード・ストウズ・ベーカリー)」。
https://www.lordstow.com
イギリス人のアンドリュー・ストウ氏が1989年開業したエッグタルト屋です。
本場ポルトガルのレシピに英国風タルトの要素を加えたエッグタルトで、
本店はマカオ南部に位置するコロアネ島のコロアネヴィレッジにあります。
マカオのザ・ベネチアン・マカオ・リゾートホテルにも支店を展開しています。
日本にも、「アンドリューのエッグタルト」という名前で、
大阪、名古屋、鹿児島にも支店を展開しています。
https://eggtart.jp
③ポルトガル料理屋
1999年までポルトガルの植民地であったため、マカオにはポルトガル料理屋が多くあります。
今回紹介するのは、「António Macau (アントニオ マカオ)」。
マカオにあるポルトガル料理の人気店です。
https://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g664891-d1596366-Reviews-Antonio_Restaurant-Macau.html
バカラオ(タラ)のコロッケ、タコと香菜のサラダ、カルド・ヴェルデ(緑のスープ)といったポルトガル料理をはじめ、前述のアフリカチキン、エッグタルトもあります。
④蟹の甲羅揚げ料理屋
マカオ料理には「ニャンシーガイ(釀蟹蓋)」と呼ばれる蟹コロッケがあります。
一度取り出してほぐした蟹の身に野菜とオリーブオイルを混ぜ合わせ、
もう一度甲羅に詰め直してパン粉をまぶし揚げる料理です。
マカオのポルトガル料理屋で提供してるお店が多いです。
※前述のポルトガル料理店「António Macau (アントニオ マカオ)」でもニャンシーガイ(釀蟹蓋)を提供しています。
⑤礼拝堂跡と記念広場
世界遺産「マカオ歴史地区」にある礼拝堂跡の「聖ポール天主堂跡」と、「セナド広場(議事亭前地, Largo do Senado)」のことだと思います。
聖ポール天主堂跡は、1602年から1640年にイエスズ会によって建てられた天主堂です。
当時、マカオに日本人も何名か住んでおり、天主堂の彫刻の製作にも参加したと言われています。
アジア最大級のカトリック教会でしたが、
1835年の台風通過による悪天候で火事になり、教会が全焼し、遺跡となりました。
セナド広場の「セナド」はポルトガル語で議会を意味します。
16世紀から18世紀にかけて中国人とポルトガル人が会したレアル・セナド(忠順なる議会)がここに面して置かれていたことから、この広場をセナド広場と呼んでいます。
長い三角形の形状した広場で、広場の周囲を囲む主な建物はヨーロッパ様式であり、多くが歴史的建造物として保存されています。
⑥カジノ付きホテル
マカオには、カジノ付きのホテルが多くあります。
今回は、代表的なカジノ付きホテルを2件紹介したいと思います。
グランド リスボア マカオ
2008年開業の高級ホテル。
52階建て、高さ258mのマカオで最も高い建築物となっています。
マカオの旗にも描かれている蓮の花をイメージした建物となっています。
ホテル内には4フロアに及ぶ広大なカジノがあり、「スタンレー・ホーの星」と呼ばれる218.08カラットのダイヤモンドが常設展示されています。
ザ・ベネチアン・マカオ・リゾートホテル
2007年開業の統合型リゾート(IR)ホテルです。
ラスベガスに本社を置く統合型リゾート運営会社「ラスベガス・サンズ」が建設しており、
ベネツィアのリアルト橋とサンマルコ広場の鐘楼を模した建物があります。
世界最大級のカジノの他、50以上のレストランやバーなどのダイニング施設があります。https://hk.venetianmacao.com
⑦マカオ展望タワー
マカオ・タワーのことだと思います。
2001年にオープン。高さ338mの高さを誇るランドマークタワーです。
ニュージーランドのオークランドを訪れたマカオの億万長者スタンレー・ホーが、、オークランドにあるスカイタワーに感銘を受け、マカオにも同様の建造物を建設するよう依頼したのがきっかけです。
スカイタワーについては、オークランドの物件編で紹介しています。
マカオ・タワーには、全景を見渡せるデッキ状の展望台やショッピングモール、映画館、レストランが備わっています。また、高さ233mからタワーに繋がれる「スカイジャンプ」や、バンジージャンプといったアトラクションもあります。
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