アメリカ南西部に位置するオクラホマ州の州都オクラホマシティ。
肥沃な農業地帯に位置し、畜産物や綿花の集散地として発展した都市です。
食品工業が中心でしたが、1928年の油田発見後は、航空機・電気・機械などの工業が発達しています。
ケッペンの気候区分では、温暖湿潤気候(Cfa)に属します。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①ハンバーガー屋
ソニック・ドライブインのことだと思います。
1953年設立。オクラホマシティに本社を置くドライブインファーストフードチェーン店です。
2022年時点、全米にて3545店舗展開しています。
看板商品として、「ジュニア・デラックス・バーガー」、「チリチーズコニー」、「ソニックチーズバーガーコンボ」、「ソニックブラスト」、「マスターシェイク」、「ワッキーパックキッズミール」などがあります。
②小麦畑
オクラホマ州の西部はグレートプレーンズの南端に位置しています。
グレートプレーンズとは、ロッキー山脈の東部に広がる台地状の大平原のことで、
ステップ気候(BS)に属し、土壌が肥沃のため、このエリアでは灌漑によりトウモロコシや冬小麦の栽培が盛んとなっています。
ちなみに、なぜグレートプレーンズの土壌が肥沃なのかというと、
ステップ気候(BS)の中でも降水量が比較的多く、草原の密度が高いので、
腐植すなわち動植物が分解されて形成された黒色の有機物が富んでいます。
また、雨季が終わると短草が枯れ、
この枯れた草は土壌に貯まり、雨で流されることも理由の一つとなっています。
冬小麦とは、秋に種を蒔いて、翌年の初夏に収穫する小麦のことです。
一方、寒冷で冬小麦が栽培できない高緯度の地域では、
春に種を蒔いて、秋に収穫する春小麦があります。
③牛牧場
前述のグレートプレーンズにより、草原が広がっているため、肉牛の放牧が盛んとなっています。
余談ですが、グレートプレーンズが広がるオクラホマ州西部は、鍋の把手(パンハンドル)の形をしているので、
オクラホマ パンハンドルと言われています。
牛牧場に因む話ですが、オクラホマシティには世界最大の牛取引所であるStockyards City(ストックヤードシティ)があります。
ストックヤードシティでは、牛取引以外にもステーキハウスやカウボーイグッズが売られています。
④航空機部品工場
オクラホマ州タルサ市のタルサ国際空港には、アメリカン航空のメンテナンス拠点があります。
このメンテナンス拠点は世界最大級の民間航空機整備施設で、
この整備施設の周りにメンテナンスに必要な航空機部品工場が多く集まっています。
⑤曲芸飛行機工場
Zivko Aeronautics Inc(ジブコ・エアロノーティクス)のことだと思います。
1987年設立。オクラホマシティ近郊にあるガズリー=エドモンド地域空港を拠点とする航空機メーカーです。
曲技飛行・エアレース機「ジブコ エッジ540」を製造しており、
レッドブル・エアレース・ワールドシリーズのほか、曲技飛行大会などで利用されています。
⑥カウボーイ博物館
National Cowboy & Western Heritage Museum(ナショナル・カウボーイ & ウェスタン・ヘリテイジ・ミュージアム )のことだと思います。
1955年開館。オクラホマシティにある博物館です。
28000点を超える西洋およびネイティブ アメリカンの芸術作品や工芸品が収蔵されており、
ロデオの写真、有刺鉄線、馬具、初期のロデオのトロフィーなどが展示されています。
⑦油田
オクラホマ州は年に油田が発見されて以降、原油生産が盛んな州となっています。
そして現在では、アメリカの州で5番目に大きな原油の生産地となっています。
オクラホマ州の油田につきましたは、各所にあります。
例えば、
などがあります。
なお、オクラホマ州では地中の石油や天然ガスを掘削により地震が急増しているようです。
また、オクラホマシティには、フォーチュン500にランクインしている石油産業会社のチェサピーク・エナジーとデボンエナジー の本社があります。
コメント