イラン南西部ファールス州の州都シーラーズ。
ザグロス山脈中に位置する標高1500m前後の高原都市です。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①カバブ&ナン屋台
ケバブは国によって呼び方が異なり、
イランではキャバーブ、キルギスではケベプ、インドやパキスタンではカバーブと呼ぶようです。
※日本でもケバブをカバブと表記されることがあります。
イランの古いバザールの伝統的なケバブの提供方法は、
ご飯と前菜が最初に出され、
続いて串に刺されたキャバーブと平らなナンが提供されるようです。
さて、本題のカバブ&ナン屋台ですが、
シーラーズ市内には多くのカバブ屋があります。
中でもShater Mohamad Kebab Shop and Fast Food Restaurantというレストランにて、
カバブとナンの画像を確認することができました。
②ギャッベ絨毯屋
ギャッぺとはペルシャ語で「ざっくりとした」という意味を表すようです。
ギャッぺ絨毯は、イランの南西部のザクロス山脈一帯に住む遊牧民(カシュガイ族、ルリ族)によって織られている絨毯で、毛足の長いのが特徴です。
さて、本題のギャッぺ絨毯屋ですが、
シーラーズ市内には絨毯屋が多くあります。
さらにギャッベ絨毯について調べたところ、2店舗がヒットしました。
گلیم، گبه و فرش “حبیب آگهی Rug & Carpetにて、
画像からですが、おそらくギャッぺ絨毯を販売しているのではと思います。
※確証はありません。
③セメント工場
シーラーズではセメント産業が盛んなようです。
そのため、シーラーズ周辺にはセメント工場がいくつかあります。
この中で、規模の大きいセメント工場はFars Cement Factoryです。
なお、セメントのような原料産地が限定的で、製品化すると重量が大幅に軽くなるものは、
輸送費の節約のため、原料産地付近に工場を建設し、製品化します。
このことを原料指向型工業と言います。
④電子部品工場
シーラーズでは電子部品製造も盛んのようです。
Googleマップにて調べたところ、
シーラーズ郊外にShiraz Tronicという電子部品を製造している工場を見つけました。
抵抗器やコンデンサを製造しているみたいです。
⑤ペルシャ帝国遺跡
世界遺産ペルセポリスのことだと思います。
イラン南部の丘陵地帯にある遺跡です。
アケメネス朝ペルシアの最盛期に建設された宗教都市で、
ペルセポリスの名はギリシャ語の記録に由来しているそうで、
「ペルシャ人の都」という意味だそうです。
遺跡内には、
・「万国の門」と呼ばれるクセルクセス門
・帝国各地から訪れる朝貢使節団を迎えた「謁見の間」のアパダナ
・国事用の宮殿である玉座殿
などがあります。
なお、シーラーズからミニバスでマルヴダシュト行きのバスで終点まで行き、
そこから乗り合いタクシーでペルセポリス遺跡前へ行くのが一般的なようです。
⑥石油精製プラント
シーラーズ郊外にShiraz Refineryという石油精製プラントがあります。
ちなみにシーラーズから200km程の所にガチサラーン油田があります。
ザグロス山脈南西側の丘陵地にある油田で、イラン最大の油田です。
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