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【元ネタ予想】桃太郎電鉄ワールド 地球は希望でまわってる! 〜ヌクアロファ編〜

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桃鉄

トンガ王国の本島トンガタプ島にある首都ヌクアロファ。
ケッペンの気候区分は熱帯雨林気候(Af)に属しています。

トンガについて

トンガ王国 国旗

トンガ王国
1970年にイギリスから独立

首都:ヌクアロファ
人口:約11万人(2020年)
面積:748㎢
公用語:トンガ語、英語
通貨:パアンガ ※1パアンガ=63.65 円(2024年3月現在)
主な宗教:キリスト教
主な産業:漁業、農業(ココヤシ、バニラ、カボチャ)、観光業

それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。

①カボチャ畑

カボチャはトンガの主食ではありません。
そもそもトンガでは、カボチャを食べる習慣もありませんでした。
なぜ、カボチャを栽培してるのかというと日本と関係してきます。

日本では、冬至でカボチャを食べる習慣があり、冬至の時期にカボチャの需要が高まります。
しかし、カボチャの収穫時期は6月中旬から7月下旬なので、冬至の時期は輸入が必要となります。

そこで目をつけたのが、トンガです。
トンガはカボチャに適した気候であることと、季節が南半球のため日本と逆であることから、
1980年代に日本の商社がカボチャ栽培を持ち込んだそうです。

以降、トンガのカボチャ栽培は経済の柱となり、近年では、韓国、中国、ニュージーランドへカボチャを輸出するようになりました。

その一方で、カボチャ栽培が成功しすぎたためモノカルチャー経済化が懸念されており、
新しい輸出作物の開発を進めているようです。

②ココナッツ畑

ココナッツはトンガの主要な農業の一つです。
ココナッツの果実を乾燥させたコプラを生産し、輸出を行っています。

コプラ
出典:Daiju Azuma – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=63653549による

このコプラは、マーガリンなどの加工食品の原料油脂になるほか、石鹸や蝋燭など日用的な工業製品の原料となります。

また、ココナッツオイルやココナッツの皮で作ったお人形などがトンガのお土産として人気です。

③バニラ畑

バニラの花

バニラは、ラン科の植物です。
さやに入った状態のバニラのことをバニラビーンズといいます。
バニラビーンズは甘く豊かな香りが特徴の香辛料です。
受粉後にできるさやの発酵と乾燥を繰り返すことによって、甘い香りが生み出しています。

バニラビーンズ
出典:B.navez – Photo : B.navez, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=436896による

また、バニラビーンズは、サフランに次ぐ2番目に高価な香辛料とも言われています。
というのも、バニラビーンズを生産するには、多大な労働力が必要なのと、新芽が花をつけるまでに3、4年かかること、受粉できる時期も年間数日だけなので、夜明け前の4時間を手作業で行う必要があるからです。

さて、本題のバニラ畑に関してですが、
2019年のトンガのバニラビーンズ生産量は、181トンで世界第7位です。
世界シェアは2.3%となっており、トンガの主要な産業となっています。

ちなみにバニラ生産量のトップ3は、マダガスカル、インドネシア、メキシコです。

日本のスーパーなどで販売されているバニラエッセンスのほとんどは人工のものですが、
トンガでは貴重なバニラを栽培しているため、天然のバニラビーンズをお手頃な値段で手に入れることができ、お土産として人気です。

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