中国北東部に位置する工業都市瀋陽(シェンヤン)。
遼寧省の省都で、東北地区の政治・経済・文化の中心地です。
周辺の資源が豊富なため、機械、化学などの工業が発達しています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①老舗餃子店
老辺餃子館のことだと思います。
1829年設立。瀋陽に本店を置く餃子レストランです。
多数の種類の餃子があり、蒸・焼・茹と3つの調理法でお好みの餃子をいただくことができます。
また、大連、北京、上海、東京の新宿に分店があります。
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②ヌルハチ故宮博物館
ヌルハチとは、女真を率いて1616年に後金を建国した人物です。
ヌルハチの居住していたのが瀋陽故宮です。
現在は博物館として、故宮内に入ることができ、建物や展示を見ることができます。
また、「北京と瀋陽の明・清朝の皇宮群」として世界遺産に登録されています。
③石油化学工場
中国中化集団有限公司(Sinochem)の工場ことだと思います。
中国中化集団有限公司は、1950年設立。北京に本社を置く化学会社です。
瀋陽に所属企業の瀋陽化工があり、次亜塩素酸ナトリウム、工業用液体塩素、工業用合成塩酸などを製造しています。
④自動車工場
華晨汽車の自動車工場だと思います。
1958年創業の瀋陽汽車製造廠が前身の自動車会社です。
1992年に現在の華晨汽車に社名を変更しました。
本社は瀋陽にあります。
自主ブランドとして商用車の金杯および乗用車の中華を生産しており、
BMWとの合弁でBMW車も生産しています。
⑤戦闘機工場
瀋陽飛機工業集団の工場のことだと思います。
1953年設立。瀋陽に本社を置く飛行機製造会社です。
戦闘爆撃機「J-16」の製造や、中型商用機「ARJ21」の共同開発、
ライト・スポーツ・エアクラフト「L162」の共同製造をしています。
⑥イーストソフト
東軟集団(Neusoft Group)のことだと思います。
1993年設立。瀋陽に本社を置くソフトウェア会社です。
1991年に瀋陽にある東北大学の教授劉積仁(Liu Jiren)が起業。
会社設立当初は、日本の東芝とアルパインがプロジェクトを出して育て、
1996年に中国のソフトウェア会社としては初めて上海証券取引所に上場しています。
⑦重化学コンビナート
瀋陽は工業が盛んで、市の郊外には多くの重化学工場が立ち並んでいるようです。
というのも、近隣都市圏に石炭や鉄鉱石、やや離れたところに大慶市の油田があるため、
豊富な資源を生かした重化学コンビナートがあります。
このコンビナートには、上述の華晨汽車や瀋陽飛機工業集団などがあります。
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