南スーダン南部に位置する首都ジュバ(ジューバー)。
同国最大の都市で、ケッペンの気候区分は、サバナ気候(AW)に属しています。
ちなみに首都ジュバは立地が南部すぎることや、再開発が難しいため中央部付近に位置するラムシールへ首都を移転する計画が出ています。
補足ですが、南スーダンは2011年にスーダンから独立した国で、
2024年現在、国連が承認した中で最も新しい独立国となっています。
南スーダン共和国
南スーダン共和国
2011年、スーダンから独立
首都:ジュバ
人口:約1119万人(2020年)
面積:61.9万㎢
公用語:英語
通貨:南スーダン・ポンド ※1南スーダン・ポンド =1.24円(2024年7月現在)
主な宗教:キリスト教:約60%、伝統宗教:約33%、イスラム教:約6%
主な産業:石油、農業(綿花、ピーナッツ、キャッサバ、タロイモ、ヤムイモなど)、
鉱業(鉄鉱石、銅、タングステンなど)
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①オクラシチュー屋台
スーダン料理にBamiaというオクラシチューがあります。
※Bamiaは、中東アジアやイスラム圏の国でよく食されています。
2011年まで南スーダンはスーダン共和国に属していたので、おそらくこのオクラシチューを食しているかと思います。
なお、ジュバ市内でオクラシチューを提供しているお店を探してみましたが、ヒットせず。
引き続き、調査を進めます。
②ビール工場
Southern Sudan Beverages Limitedのビール工場のことだと思います。
2009年設立。ジュバに本社を置くビール会社です。
White Bull Lagerという銘柄のビールを生産。
2016年に原材料の輸入能力を制限する外貨不足のため、工場を閉鎖しています。
Facebookより、2018年に生産を再開したという投稿がありましたが、現在も生産を行っているかどうかはわかりません笑
おそらく、閉鎖したままかと思います。
③石油パイプライン
南スーダンには油田が広がっており、採掘された石油はパイプラインで隣国スーダン東部ポートスーダンまで運ばれています。
④南スーダン油田
③石油パイプライン欄の画像より、南スーダン北部や東部に油田が広がっています。
外国企業が石油掘削をしており、中国石油天然気集団やマレーシアのペトロナス、インドのONGCなどが進出しています。
⑤建設会社
南スーダンは、2011年に独立したばかり国であることや、内戦の影響で、社会・経済のインフラが整っていないことで知られています。
物件名が建設会社ということですが、特に南スーダンを拠点としている代表的な建設会社は見つけることができませんでした。
話は脱線しますが、日本のODA(政府開発援助)による橋の建設について紹介したいと思います。
ODAによる新たな橋の建設について
首都ジュバにある唯一の橋「ジュバ橋」は50年前に架設された橋で、落橋の危険があったため、
新たな橋を計画し、2013年に日本のODAによる無償資金協力により建設がスタートしました。
民族間の武力衝突やコロナウイルスの影響等で何度か工事を中断しながら、工事は進められ、
2022年5月に橋が竣工されたようです。
この橋は国民により「Freedom Bridge」と名付けられ、日本と南スーダンの友好の証となっています。
また、この橋を建設する際に協力した現地の若い土木技術者や、ジュバ大学土木工学科の学生達に工事の進捗に合わせてその都度現場に招いて講義といった育成を行なっていたようなので、
将来的に南スーダンの建設業が発展するかもしれません。
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