ノルウェー南東部に位置する首都オスロ。フィヨルドの湾奥にある港湾都市でもあります。
電力が豊富で、造船、機械、金属、化学工業が発達しています。近年では閉鎖された造船所や倉庫跡地などがある臨界地域の再開発を進めています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①トナカイ料理店
ノルウェーは山が多く、気温も低いため畜産が盛んではありません。
そんな厳しい自然環境の中でもトナカイは寒さに強く、地衣類や蘚苔類を食べて生きていけます。
そのため北欧の先住民サーミ人は古くからトナカイを飼い、ソリで物を運搬、肉や乳といった食料、皮を衣類やテントに使用したりと主要な家畜として遊牧を行っていました。
トナカイの肉は、高タンパク質で低脂質。ミネラル、オメガ3、ビタミンB2も豊富。
寒い国では上記の栄養が不足しやすいので、トナカイはまさに貴重な存在でした。
ノルウェーでのトナカイの調理法は、シチュー、グリル、ステーキにします。
コケモモのジャムを添えて食べることが多いようです。
さて、本題のトナカイ料理店へ。
オスロ市内のトナカイ料理を提供するレストランは、こちら
私が気になったお店は、「Rorbua Aker Brygge」。
http://www.rorbua.as/page-2/
トナカイのステーキやシチューなど提供しています。
②サーモン漁事業
ノルウェーサーモンで有名です。ノルウェーのサーモンの漁獲量は世界一位です。
サーモンの養殖が盛んな国です。
ノルウェーサーモンの養殖の歴史は、
1959年にデンマークの淡水養殖場からの紹介でトラウト(ニジマス)の養殖を開始したことが始まりです。
その後トラウトが海水でも順応することから海面での養殖を行うようになり、
1970年にはヒトラ島でアトランティックサーモンの養殖場が作られました。
そして、1985年に初めて生食での消費が開始されるようになりました。
つまり、寿司でお馴染みのサーモンですが、生のサーモンの寿司が食べれるようになったのは、ごく最近なんです。というのも日本で獲れる鮭の体内には寄生虫がいて生食はNGなので、寿司のネタにはできませんでした。
そして、そこに目を付けたのがノルウェー。養殖技術で寄生虫のいないサーモンを日本にアピールし、
回転寿司のネタとしてサーモンを普及。遂には好きな寿司のネタ1位になるまで登り詰めました笑
ちなみに高級な寿司屋にサーモンがないのは、江戸前寿司には鮭がないことと、最近まで鮭を生で食べる習慣がなく歴史が浅いからだと言われています。
さらに、ヨーロッパのスーパーで売られている寿司は、ほとんどマグロとサーモンしかありません。
他のネタは先ずありません笑
③アウトドア衣料会社
HELLY HANSEN(ヘリーハンセン)のことだと思います。
1877年設立。オスロに本社を置くスポーツアパレルメーカーです。
防水・防寒服をメインに、ヨットやセーリングなどのマリンスポーツや、アルペンスキーなどの製品を提供しています。
④造船会社
Aker Solutions (アケル・ソリューションズ)のことだと思います。
1841年に「Akers Mekaniske Verksted」として、オスロで設立した造船会社です。
現在は、大手エンジニアリング会社として、造船、LNGプラント建設、油田プラントの建設など、
世界中で事業展開をしています。
⑤孤独防止ロボ会社
No Isolation(ノー アイソレーション)のことだと思います。
2015年設立。オスロに本社を置くスタートアップ企業で、社会的孤立と孤独を減らすためのロボットを製造している会社です。
No Isolationが開発した最初の製品AV1は、
長期療養の子どもの代わりに授業に「出席」してくれるアバターロボットです。
がん、慢性疲労症候群、自閉症スペクトラム障害、学習障害、てんかん、メンタルヘルスなどで、
学校に通えない子が、モバイル端末上の専用アプリを立ち上げると、
学校にいるロボットと通信が始まり、
ロボットの視界に入っている映像がユーザーの端末上に映り、授業や周囲の生徒の様子を見ることができたり、ロボットを介して質問ができたりします。
Moulsham High School and AV1 (short version) from No Isolation on Vimeo.
⑥証券取引所
オスロ証券取引所のことだと思います。
現在は、ユーロネクスト(パリ、アムステルダム、ブリュッセル、ダブリン、リスボン、オスロ、ミラノにある証券取引所を運営をしている会社)の完全子会社Oslo Børs ASAが運営しています。
株価指数は、OBX指数。
オスロ証券取引所に上場している流動性が高い25の銘柄で構成される時価総額加重平均型株価指数です。
⑦叫びの美術館
ノルウェーを代表する画家といえばムンク。
オスロにムンク美術館のことだと思います。
1963年開館。世界最大規模でムンク作品が所蔵・展示されています。
2021年にオスロ中央駅近くに移転し、新しいムンク美術館がオープンしました。
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