カメルーン中南部に位置する首都ヤウンデ。
1888年、ドイツ人によって象牙貿易の拠点として建設された都市です。
ケッペンの気候区分では、サバナ気候(AW)に属しています。
カメルーンについて
カメルーン共和国
1960年、フランスから独立
首都:ヤウンデ
最大都市:ドゥアラ
人口:約2654万人(2020年)
面積:47.5万㎢
公用語:フランス語、英語
通貨:CFAフラン ※1CFAフラン =0.25円(2024年2月現在)
主な宗教:キリスト教:40%、イスラム教:30%
主な産業:カカオ、コーヒー豆、キャッサバ
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①団子スープ屋
カメルーン料理の主食にフフがあります。
キャッサバやヒエの一種を製粉して湯で練ったものです。
確信は持てませんが、おそらく団子はフフのことだと思います。
また、カメルーンではフフのことをクスクスといい、
野菜とたくさんの牛肉と魚の入った様々なスープの中に入れて食しているようです。
また、カメルーンにはnkwi soupというヌルヌルしたスープがあり、このスープにフフを入れて食したりもします。
②コーヒー園
カメルーンの2021年のコーヒー豆生産量は、36096トンで世界第24位です。
カメルーンでのコーヒー栽培は、1905年にドイツ人によって、アラビカ種の豆が持ち込まれたことから始まりました。
現在の豆種内訳は、ロブスタ種が80%、アラビカ種が20%と言われています。
なお、アラビカ種はカメルーンの北西部、北部の標高の高い火山帯の地域で栽培されています。
③ヤシの木畑
カメルーンはパーム油の生産が盛んな国のため、ヤシの木(アブラヤシ)畑が多くあります。
パーム油は主に食品、石鹸の原料として利用させます。
カメルーンの代表的なヤシの木畑は、フランスの物流会社Bolloré(ボロレ)の子会社Socapalmが運営するプランテーションで、カメルーンのパーム油の約50%を生産しています。
④カカオ大農園
カメルーンの2020年のカカオ豆生産量は、290千トンで世界第6位です。
カメルーンのカカオ市場の多くは、アメリカのカーギル、アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド、
スイスのバリーカレボーの3つの多国籍企業で占めています。
なお、カーギルはミネアポリス編に登場している穀物流通商社です。
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