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ラトゥーレット修道院 ル・コルビジェ

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建築

ル・コルビジェが設計した修道院
ロンシャン礼拝堂と並び、後期コルビジェの代表作の一つです。

2016年にル・コルビジェの建築作品:近代建築運動への顕著な貢献
として世界遺産にも登録されており、

共通の特徴と背景を持つ構成資産を一つの世界遺産として登録することを
シリアル・ノミネーション・サイトと呼ばれ、

ラトゥーレット修道院も世界遺産として登録されています。
そしてこのラトゥーレット修道院。泊まることができるのです。

ラトゥーレット修道院についての見学・宿泊情報

行き方

①Lyon Part Dieu駅へ向かう
パリGare de Lyon駅から電車で約2時間
ジュネーブから電車で約2時間

②Lyon Part Dieu駅から
Gare de l’Arbresle駅へ 約30分

③徒歩で30分から45分ほどかかります。
※スーツケースを引きながらの場合は、駅から修道院まで登り坂が続くので、かなり体力が必要です。

料金(見学のみ)※事前予約

ガイド(英語)
一般 10ユーロ
26歳未満 6ユーロ
求職者と身体の不自由な人、12歳未満は無料。

詳しくは、下記URL
https://www.couventdelatourette.fr/book-your-visit.html

宿泊 ※事前予約

宿泊費60ユーロ(朝食付き)
夕食含む場合+20ユーロ
17時30分までにチェックインできない場合は、宿泊できません。

予約は下記URLよりできます。
以前は予約フォームがなかったので、より簡単に予約できるようになりました。
https://www.couventdelatourette.fr/individuals-and-groups-stays.html

見学の所要時間

宿泊する方は、もちろん1日中居ることができます。
見学のみの方は、ガイドに従っての見学となります。

建築的見どころ

・宿泊する部屋はモデュロールを基に作られています。
 部屋の中で手を挙げたり、横に広げてみてスケール感を確認するといいですよ。

・斜面に作られているため、階ごとに平面図(間取り)が異なっています。
 そのため図面だけ観ても、イメージが掴みにくいです笑
 是非、内部を歩いてみてください。奥深く面白い動線になっていることに気づけます。

1階平面図
3階平面図

・マスとヴォイド 建築用語ですみません。マスは塊。ヴォイドは空洞という意味です。
 四角い建物(塊)の中に中庭(空洞)があるこの建物は、内部を歩いてみると、
 外の景色が広がったり、閉じたりの変化があり、表情の変化を楽しむことができます。

余談

私が宿泊した日は、夕方ごろに大雨が降ったため、濡れた窓ガラスや樋から雨の水が流れるのを眺めました。静寂さの中でのこの光景は、冷たく仄暗い居場所なのに、どこか守られているような感覚があり不思議な気持ちになりました。また、この建物に修道士が実際に現在もいて、今もなお慎ましく生活を行っています。こうした空間は、普段感じ取ることができない慎ましさの中にある豊かさを感じることができました。

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