チャド東部ワダイ州の都市アベシェ。
サヘル地帯に位置し、遊牧民と農耕民が混在する地域です。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①トウジンビエ畑
トウジンビエとは、トウモロコシに似たイネ科チカラシバ属に属する植物です。
ミレットとも言われています。
トウジンビエは少雨、貧栄養土壌、高温という栽培条件に適しています。
また、高塩分の土壌においても生育するため、
小麦やトウモロコシといった穀類が栽培できない地域で栽培されています。
特に栽培が多い地域がサヘル地帯のため、アベジェでもトウジンビエが栽培されています。
サヘル…アラビア語で「岸部」を意味するサハラ砂漠の南縁に沿って帯状に広がる半乾燥地域。
②牛牧場
2022年、チャドの牛飼育数は、35750千頭で世界第9位です。
世界的にも牛の飼育が盛んな国です。
サヘル地帯のアベシェでも牛の飼育が行われています。
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