ロシア連邦内のタタールスタン共和国の首都カザン。
ロシア西部に位置し、ヴォルガ川とカザンカ川の合流点にある商工業都市です。
タタールスタン共和国には多くのヴォルガ・タタール人が暮らしているため、
公用語がロシア語とタタール語となっています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①タタール料理店
タタールとは、モンゴル高原やシベリア、カザフステップから西はリトアニアと幅広い範囲で活動しているテュルク系民族(トルコ系民族)の総称です。
タタールの中でも最も人口が多いのがヴォルガ川中流域のヴォルガ・タタール人です。
ロシア連邦内のタタールスタン共和国には多くのヴォルガ・タタール人が暮らしています。
さて本題についてですが、
タタール料理とはタタールスタン共和国や、
その周辺地域に住むヴォルガ・タタール人の料理のことです。
エチポチマク(ジャガイモ、羊肉、玉ネギ詰め三角パイ)、
スメタンニク(サワークリーム・パイ)、
ペレミャチ(揚げ肉饅頭)、
ブッケン(具入りパン)、
バウルサク(揚げドーナツ)などがあります。
タタールスタン共和国の首都カザンには多くのタタール料理屋があります。
中でも、Дом чая(ドム・チャヤ)というカフェが、
安くて美味しいタタール料理が食べられる店で人気店となっています。
②馬肉料理店
タタールの人たちは、馬肉をステーキやソーセージなどにして食したりもします。
また、タタールの伝統料理にはАзу(アズー)という、トマト、玉ねぎ、ジャガイモと肉(牛、ラム、馬肉)をスパイシーなソースで煮込んだ料理があります。
本題の馬肉料理屋ですが、
タタール人が多いカザンには馬肉料理を提供するお店がたくさんあります。
例えば、「Чирэм」というタタール料理レストランでは、馬肉のステーキを提供しています。
③チャクチャーク店
チャクチャーク(チャクチャク)とは、タタールスタンの伝統的な揚げ蜂蜜菓子です。
日本の菓子である「おこし」のような見た目をしています。
カザンのお土産として人気で、
お土産屋やチャクチャーク専門店で販売しています。
※参考までにチャクチャークを販売しているЧак-Чак STORE(チャクチャク ストア)を紹介
④ポリエチレン工場
Kazanorgsintez(カザノルグシンテス)の工場のことだと思います。
Kazanorgsintezは、1950年代頃にカザン化学工場として設立。
カザンに本社を置く化学会社です。
ロシア最大のポリエチレンを生産する会社で、
エチレン、ポリエチレン、エチレンオキシド、フェノール、アセトンなどの有機化学製品を製造しています。
⑤ヘリコプター工場
カザン・ヘリコプター工場(Kazan Helicopters)のことだと思います。
1940年設立。カザンに本社を置くヘリコプター製造会社です。
軍用のヘリコプターのMil Mi-8、Mil Mi-17や、
軽量多目的ヘリコプターのKazan Ansatを製造しています。
⑥航空機工場
カザン航空機製造合同(KAPO)のことだと思います。
1927年設立。カザンに本社を置く航空機製造会社です。
現在は旅客機のTu-214や、戦略爆撃機のTu-160を製造しています。
コメント