コロンビア北部に位置するノルテ・デ・サンタンデール県の県都ククタ。
ベネズエラ国境の都市で、コロンビアの首都ボゴタとベネズエラの首都カラカスを結ぶパンアメリカンハイウェイの支線の中継地となっています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①サトウキビ畑
サトウキビは生長期に多量の雨が必要である一方で日照も必要な植物なので、
一年中多雨の熱帯雨林気候(Af)よりも雨季と乾季があるサバナ気候(Aw)や熱帯モンスーン気候(Am)での栽培が適しています。
ククタ周辺は、ケッペンの気候区分ではサバナ気候(Aw)に属しており、
ククタが属しているノルテ・デ・サンタンデール県はサトウキビ栽培が盛んな地域となっています。
②医療用ケシ畑
ケシとは、ケシ科ケシ属に属する一年草の植物です。
ケシにも種類があり、
園芸種として盛んに栽培されているヒナゲシ(コーン・ポピー)と、
本種のオピウム・ポピーがあります。
本種のオピウム・ポピーはアヘン成分を含んでいるため、
日本では政府の許可を得ずして栽培してはいけない植物となっています。
また、本種のオピウム・ポピーの未熟果に傷をつけると出てくる乳液からアヘンが獲れ、
それからモルヒネを精製することができます。
このモルヒネが鎮痛鎮静剤として、麻酔治療などの医療に用いられています。
本題の医療用ケシ畑ですが、
コロンビアでは医療用のケシを栽培しています。
ただその一方で、山間部では非合法栽培のケシ畑が広がっており、
社会問題となっています。
③大牧場
ククタ周辺は牧畜が盛んな地域のため、
牧場が多くあります。
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