ロシア中南部に位置するチェリャビンスク州の州都チェリャビンスク。
ウラル山脈の東麓、ミアス川沿いに位置する重工業が盛んな都市です。
2013年2月15日に隕石が落下し、その衝撃波で市内だけでも3300棟の建物が被害を受けたことで知られています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①ウラル隕石みやげ屋
チェリャビンスクは、2013年2月15日に隕石が落下し、日本でもニュースとなった都市です。
そのため、市内の空港や市内の雑貨屋、お土産屋にて隕石の破片が売られていました。
ただ、隕石の破片は証明書のついたものもあれば、真贋かどうか怪しいものもあったようです笑
また、一時期は隕石チョコといった隕石に関するグッズを販売してる店が多かったようですが、
ブームが去り、現在では姿を消しているようです。
さて、本題のウラル隕石みやげ屋ですが、
「Уральские Сувениры」というお土産屋に隕石の破片を販売していたことが確認できました。
※2017年の画像のため、現在も販売しているかは不明です。
②鋼管工場
チェリャビンスクパイプ圧延工場 (Челябинскийтрубопрокатный завод)のことだと思います。
1942年設立。チェリャビンスクに本社を置く鋼管会社です。
石油・天然ガス、水道管の製造に使用される鋼管パイプ(シームレスホットロールパイプ、シームレス冷間圧延パイプ、大口径パイプ、溶接パイプ)を製造しています。
③ウラル歴史博物館
南ウラル国立歴史博物館(Исторический музей Южного Урала)のことだと思います。
1923年開館。チェリャビンスクにある歴史博物館です。
18世紀〜20世紀の絵画、古い文書や書籍、ロシア人、遊牧民、タタール・バシキール族の家庭用品や服、古代の硬貨、鉱物学コレクション、絶滅した動物の骨などを展示しています。
中でもケナガサイの剥製やチェリャビンスク隕石の断片が見物となっています。
④電極工場
チェリャビンスク電極工場 (Челябинский электрометаллургический комбинат)のことだと思います。
1929年設立。チェリャビンスクに本社を置くロシア最大の強磁性合金製造会社です。
主にフェロアロイ(フェロシリコン、フェロクロム、フェロシリコクロム、シリコンカルシウム、シリコンマンガン)やカーボングラファイト製の電極を製造しています。
※フェロアロイとは日本語で「合金鉄」と言い、フェロ(ferro)は鉄、アロイ(alloy)は合金を意味しています。
⑤電子部品工場
電子部品には、
・コンデンサ、トランジスタ、インダクタ、抵抗器といった受動部品、
・スイッチ、パネル、コネクタといった接続部品、
・音響、センサー、アクチュエータといった変換部品などがあります。
チェリャビンスクには、
測定機器、制御装置、プロセス制御といった部品を製造しているMetranという会社があります。
こちらの会社で製造しているものの例として、
圧力トランスミッタや温度センサーなどの
圧力・温度などを検知・検出し、電気信号等に変換する部品(変換部品)を製造しています。
おそらくこちらの工場のことだと思います。自信はありません笑
⑥トラクター工場
チェリャビンスクトラクター工場(ООО “Челябинский тракторный завод – УРАЛТРАК”)のことだと思います。
1933年に工場を稼働したチェリャビンスクにあるトラクター工場です。
ブルドーザー、ホイールローダー、パイプレイヤーのほかエンジンも製造しています。
なお現在、ウクライナ侵攻により、この工場で軍事装備用ディーゼルエンジンの生産を行なっているため、ヨーロッパ連合、アメリカ、日本の制裁リストに含まれています。
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