モロッコ中南部のアトラス山脈の麓に位置するマラケシ州の州都マラケシ(マラケシュ)。
1071年頃からベルベル人の興したムラービト朝の君主によって最初にイスラム王朝の都が築かれました。
その後、サハラ砂漠を縦断する隊商(キャラバン)の起終点。イスラム文化・芸術の中心地として栄えました。
マラケシの旧市街は1985年に世界遺産登録されています。
ちなみに旧市街のメディナは迷路のようになっています。
また、モロッコで最大規模のスーク(市場)には、小さなお店が立ち並んでいます。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①タジン鍋料理店
タジン鍋料理はモロッコを代表する料理です。
日本でも2010年頃に流行ったタジン鍋料理が流行りました。
モロッコのタジン鍋は陶製で、本体と蓋に分かれており、蓋は円錐形かドーム型です。
このタジン鍋で、香辛料で香りをつけたジャガイモやニンジン、タマネギなどの野菜と、調味料を鳥肉や羊肉と一緒に、低温でゆっくり蒸し煮して食します。
マラケシ市内でもタジン鍋料理をレストラン、市場、屋台で提供しています。
その中でも気になったお店はこちら、
「Comptoir Darna」
ベリーダンスの鑑賞とタジン鍋料理を楽しむことができるレストランです。
https://www.comptoirmarrakech.com
②モロッコ絨毯屋
モロッコ絨毯(モロッコラグ)は、モロッコで造られる絨毯で、厚手でふかふかとした毛足の長さが特徴です。
モロッコの山岳地方で遊牧をしていた先住民ベルベル人が、寒い冬でもテントの中で暖かく過ごすよう、羊の毛を手織りして絨毯にしたのが最初です。
そこから、イスラム文化、ヨーロッパの文化などが混ざり合い独自のテイストの絨毯となりました。
マラケシュ市内にも絨毯屋が多くあります。
口コミ数が多かったお店はこちら、
「Les Nomades De Marrakech-Best Moroccan Carpets and Rugs store」
https://www.lesnomadesdemarrakech.com
柄や色など豊富で、見てる分には十分楽しめるサイトです。
ただ、手織りで高級品なのでお値段はします笑
日本でもモロッコ絨毯を購入できます。
MAROC オンラインストア様
http://maroc.shop-pro.jp
③革製品専門店
革製品は、モロッコの特産品です。モロッコで造られる革製品は、
モロッコレザーと呼ばれ、柔軟性、発色の良さで知られる植物タンニンでなめした革のことです。
マラケシの旧市街メディナにも多くの革製品専門店があります。
④大道芸人広場
ジャマ・エル・フナ広場のことだと思います。
かつて、この広場で公開処刑が行われていたようです。
マラケシ内の観光スポットで、大道芸人や屋台などが集まる広場です。
オレンジジュースが名物のようです。
こういった広場の文化的な営みが「ジャマエルフナ広場の文化空間」としてユネスコの無形文化遺産として登録されています。
⑤アールデコな庭園
マジョレル庭園のことだと思います。
アールデコとは、1910年代半ばから1930年代にかけて流行したデザイン様式で、装飾度合いは多様ですが、幾何学図形の強調や、原色による対比表現といった特徴があります。
マジョレル庭園は、1923年にフランス人芸術家ジャック・マジョレルによって作成された庭園です。別荘部分は、1930年代にフランス人建築家ポール・シノワールの設計によって建てられました。
アールデコが流行した時代に作成をしているので、
ジャック・マジョレルが生み出したマジョレルブルーと呼ばれる青を基調に、黄色、緑、オレンジといった原色の植木鉢やタイルが組み合わされています。
1950年代にマジョレルはこの土地と建物を手放し、庭は荒廃したのですが、
1980年代にこの土地を訪れたファッションデザイナーのイヴ・サン=ローランが、この庭園を気に入り、修復と保存をし、長く別荘として愛し続けたそうです。
2008年にイヴ・サン=ローランが亡くなった際に遺灰をマジョレル庭園に撒かれたようです。
⑥モザイク宮殿
バヒア宮殿のことだと思います。
マラケシュの旧市街(メディナ)の南に位置する 白い壁とタイル張りの床や天井が美しい宮殿です。
19世紀後半に建てられた私邸で、広大な庭園に、4人の妃と24人の側室の部屋があります。
なお、バヒア宮殿の名前の由来は、一番のお気に入りであった第3妃の名前「バヒア」から取ったようです。
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