シリア南西部に位置する首都ダマスカス。オアシスがあり、古くから交易の中心地として発展した都市です。
イスラム世界初の王朝ウマイヤ朝の首都として繁栄した都市です。
世界最古の歴史を持つ都市の一つともされています。
「古代都市ダマスカス」として世界遺産に登録されています。
ウマイヤド・モスクなどの歴史的建造物などがあります。
なお、2013年のシリア内戦により、危機遺産リストに記載されています。
※2023年現在、シリアの世界遺産は全て危機遺産リストに記載されています。
では、物件の紹介をしたいと思います。
①バクラヴァカフェ
バクラヴァとは、フィロ(薄い生地)の間にナッツ類を挟み、焼きあげたトルコ発祥の伝統菓子です。
中近東国で人気があるお菓子です。
ダマスカスにもバクラヴァを提供しているお店がいくつかあります。
その中で1件ピックアップします。
「Nabeel Nafiseh Sweets」
1957年設立の菓子店です。
バクラヴァ以外にも、
https://nabeelnafisah.com
②ピスタチオアイス屋
「Bakdash」というアイスクリーム屋でピスタチオアイスを提供しています。
Bakdashは、1895年創業と歴史のあるアイスクリーム屋です。
③豆コロッケ屋台
ファラフェルと呼ばれる中東料理のことです。
茹でたひよこ豆や、そら豆をつぶして香辛料を混ぜ、丸める。
そして油で揚げれば完成のコロッケに似た料理です。
イギリスのマンチェスターやドイツのポツダムなどでは、フードトラックでファラフェルを販売したりしています。
そして本題のダマスカスでファラフェルの屋台を探してみました。
私のイメージしている屋台のお店は見つからず、
やっと見つけたのは、店頭でファラフェルを揚げているこのお店。
店名は「مطعم فلافل راما」読めねー泣
翻訳機能を使用したところ、「ファラフェル・ラマ・レストラン」と書いてあるそうです笑
なお、ダマスカス市内には、ファラフェルを提供するお店たくさんあります。
④オリーブ石鹸工場
アレッポの石鹸のことだと思います。
シリア第2の都市アレッポで、1000年以上前から作られている石鹸です。
材料にオリーブオイルと月桂樹オイルを使用しています。
そして、アレッポ市内の石鹸工場はこちらになります。
「Abdelbadih Zanabili Soap」
https://www.facebook.com/AbdelbadihZanabiliSoap?mibextid=LQQJ4d
番外:古代都市アレッポ(危機遺産)
シリアの古都でもあるアレッポは「古代都市アレッポ」として、世界遺産にも登録されています。
アレッポの旧市街には、世界最古の市場とも呼ばれるアル=マディーナ・スーク(市場)があります。
このスークでは、4000軒以上のお店が並んでいました。
しかし、近年のシリア内戦で、スークの焼失があり危機遺産リストに記載されています。
※2023年現在、シリアの世界遺産は全て危機遺産リストに記載されています。
また、丘の上にはアレッポ城があり、十字軍やモンゴルの攻撃に耐えた歴史のある難攻不落のお城として有名です。
⑤ウマイヤドの市場
アル=ハミディヤ・スークのことだと思います。
ウマイヤド・モスクの西側にある、ダマスカス市内にある大規模なスーク(市場)です。
長さ600m程ある商店街となっています。
⑥獅子像の博物館
ダマスカス国立博物館のことだと思います。
シリア・アラブ王国時代の1919年に開館した博物館で、
シリアの歴史や、シリアの古代遺跡から発掘された遺物の展示などがあります。
物件名の獅子像は館内にあるヒッタイトのライオン像のことだと思われます。
⑦携帯キャリア
シリアには携帯キャリアが2社あります。
MTNシリア
1社目はMTNシリアで、中東21ヵ国と南アフリカを中心とした通信事業者であるMTNグループに属す会社です。
CEOが現シリア大統領のバッシャール・アル=アサドの親族にあたる方らしいです。
シリアテル
2社目はシリアテルで、2000年設立の通信会社です。
こちらも現シリア大統領のバッシャール・アル=アサドの従兄弟が所有しています。
2011年に日本やEUが制裁措置を課しています。
2020年には、シリア裁判所がシリアテルを司法監視下に置くことを命じたりと、
何かと将来性が見えにくい会社です。
物件の収益が-10%なので、シリアテルのことかなと勝手に予想します笑
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