アフリカ大陸南西部アンゴラの首都ルアンダ。
同国人口最大の都市で、産業、文化の中心地となっています。
ケッペンの気候区分は、ステップ気候(BS)に属します。
アンゴラについて
アンゴラ共和国
1975年にポルトガルから独立した国です。
首都:ルアンダ
人口:約3290万人(2020年)
面積:124.7万㎢
公用語:ポルトガル語
通貨:クワンザ ※1クワンザ=0.18円(2024年1月現在)
主な宗教:キリスト教がほとんど
主な産業:石油、コーヒー農園
1975年に独立するも、旧ソ連とキューバの援助を受けた政府勢力と、アメリカと南アフリカが支援する反政府勢力との内戦が激化した国です。1988年に停戦、1991年に和平協定の調印が行われ、外国軍は撤退しました。
しかし、内戦が再び行われ、2002年にようやく内戦終結となりました。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①コーヒー園
2021年のアンゴラのコーヒー生産量は、10304トンで、世界36位です。
※世界の生産量に占める割合は0.1%
アンゴラ北西部のウイジェ州やその周辺にコーヒーのプランテーションが多く集まっています。
コーヒー豆の種は主にロブスタ種を栽培しています。
ロブスタ種はアラビカ種よりも少糖類の含有量が少ないので、アラビカ種のようなコーヒーらしいコクや香りが控えめなのが特徴です。
ですので、インスタントコーヒーやブレンドに使用することが多いのですが、
アンゴラのロブスタ種は、非常に洗練されており、風味豊かで大地を感じるようなコーヒーとなっているため、ブレンドにしなくても十分に良さがわかるコーヒー豆となっています。
また、アンゴラは、ポルトガル植民下の1973年までは世界第三位のコーヒー生産国でした。
独立以降は内戦が激化し、コーヒーのプランテーションは破壊され、栽培されていたコーヒーの木の灌木は野生化。それに加え、コーヒー農学者の多くがブラジルに移住するなどで、アンゴラのコーヒー生産量は下降しました。
内戦が終結した2000年代に入り、プランテーションの再建が進み、新たな道路の開削を伴う州の産業活動計画は具体化。コーヒーの生産に注力しています。
②海底油田
2022年のアンゴラの石油生産量は、57771千トンで、世界第17位です。
サブサハラアフリカ(サハラ砂漠より南の地域)の中で、石油生産量が2番目に大きい産油国です。
主な生産エリアは、深海鉱区(海底油田)となっています。
深海鉱区は、1990年代に探鉱が始まり、
1997年にアメリカ企業のシェブロンが所有するKuito油田が生産を開始しています。
以降、2005年までにいくつかの大規模深海油田が開発されました。
なお、2007年にアンゴラは、OPEC(石油輸出機構)に加盟しましたが、
2023年に自国の利益にはならないと判断し、OPECを脱退しています。
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