イタリア南部、カンパニア州の州都ナポリ。
ローマ、ミラノに次ぐイタリア第三の都市で、南イタリア最大の都市でもあります。
旧市街地は「ナポリ歴史地区」として、世界遺産に登録されています。
ケッペンの気候区分は、地中海性気候(Cs)に属します。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①チーズ専門店
イタリアには、たくさんの種類のチーズがあります。
代表的なものは、
フレッシュチーズのモッツァレラ、マスカルポーネ、
ハードチーズのパルミジャーノ・レッジャーノ、ペコリーノ、
青カビチーズのゴンゴンゾーラなどがあります。
この中で、ナポリのあるカンパニア州発祥のチーズが、モッツァレラです。
水牛の乳を原料とする丸形で弾力のあるチーズで、酸味とミルクの甘味がするのが特徴です。
本題のチーズ専門店ですが、今回はナポリにあるモッツァレラチーズの有名店を紹介したいと思います。そのお店の名前はCaseificio Mariglianoです。
ナポリ駅中央駅近くにあるチーズ専門店です。
活性炭の入った黒いモッツァレラチーズもあります。
②石窯ピッツェリア
ナポリといえば、トマトソースの上にモッツァレッラチーズとバジルを載せたマルゲリータが有名です。
マルゲリータは、1889年にナポリを訪れたマルゲリータ妃が、当時最高のピッツァ職人であったラファエレ・エスポジトとその妻ローザにピッツァを作らせたのが始まりです。
その時に、バジル(緑)、白(モッツァレッラチーズ)、赤(トマトソース)のイタリア国旗の色合いをしたピッツァをマルゲリータ妃が気に入り、このピッツァの名前がマルゲリータとなりました。
さて、本題の石窯ピッツェリアですが、
ナポリの石窯ピッツェリアの有名店は、
「L’Antica Pizzeria da Michele (アンティーカ ピッツェリア ダ ミケーレ) 」です。
1870年創業。マルゲリータとマリナーラの2種類のみ提供するピッツェリアです。
※マリナーラは、トマトソースとオリーブオイル、オレガノ、にんにく、塩のみのピッツァ
日本にも恵比寿、横浜、福岡にお店を展開しています。
③小麦畑
小麦畑の説明前にイタリアの小麦粉について
イタリアの小麦粉は、大きく分けて2種類、硬質小麦(grano duro)と呼ばれるやや黄色い小麦粉と、軟質小麦(grano tenero)と呼ばれる柔らかく、たんぱく質の含有量が少ない小麦があります。
硬質小麦は、粉の粒度が大きく吸水性が高く、タンパク質含量が多い特徴です。
乾燥パスタによく使用されます。
一方、
軟質小麦は、粉の粒度が細かく水分を多く吸うことができない特徴です。
薄力粉になり、ケーキやお菓子としてよく使用されます。
イタリア南部に位置するナポリ周辺は温暖な地中海性気候で、夏季に雨が少ないため硬質小麦畑が多くあります。
④トマト畑
イタリアは、トマト生産に適した気候からトマトの栽培が盛んで、
2022年のイタリアのトマト生産量は世界第6位です。
主な生産地は、北部のエミリア・ロマーナ州と南部のプーリア州、ナポリがあるカンパニア州です。
イタリアのトマト生産の9割は加工用トマトを栽培しており、
この加工用トマトをホールトマトやジュース、ケチャップに加工し、EU域内、米国、日本に輸出しています。
⑤オリーブ農園
イタリア南部に位置するナポリ周辺は温暖な地中海性気候で、夏季に雨が少ないためオリーブ農園が多くあります。
なお、イタリア最大のオリーブの産地は、イタリア南部のプーリア州です。
⑥サッカークラブ
SSCナポリのことだと思います。
1926年創部。ナポリを本拠地とするサッカークラブです。
2023年現在、セリエA優勝3回のイタリア南部の名門チームです。
ホームスタジアムは、スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ。
収容人数60460人。
SSCナポリに在籍していたマラドーナが2020年に死去した際に、その功績を称える目的でスタジアム名を現在のスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナに変更しました。
※それ以前のスタジアム名は、スタディオ・サン・パオロ
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