ロシア西部に位置するスモレンスク州の州都スモレンスク。
電子・繊維・食品産業が集まる工業都市です。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①亜麻織物工場
亜麻織物とは、亜麻科の一年草であるリネンの茎の繊維を紡いだ亜麻糸を織ったものです。
リネンは比較的寒い地域であるフランス北部・ベルギー・ロシア・東欧諸国及び中国などが主な産地となっています。
そして、亜麻織物には、
シーツ、ピロケース、パジャマ、バスタオなどの「ホームリネン」や、
テーブルクロス、ナプキンなどの「テーブルリネン」、
シャツといった衣類などがあります。
さて、本題の亜麻織物工場ですが、
wikipediaのスモレンスクの経済欄にリネン工場と記載しているので、
単純にリネンを亜麻織物に変え、物件に盛り込んだと予想しています。
一応、亜麻織物工場について調べてみたところ、
スモレンスク市内にUzory Textile(ウゾリ・テクスチリ)というインテリアテキスタイル(カーテン、ベッドリネン、枕)の生産、設計、販売を行っている会社がありました。
工場というわけではないので、こちらがモデルではないかもしれません。
参考程度でよろしくお願いします笑
②電子部品工場
イスクラの工場とことだと思います。
イスクラは1968年設立のスモレンスクに本社を置く電子機器を製造する会社です。
③トラクター工場
KOBLIK GROUP(別名:Intensive technologies)のことだと思います。
穀物洗浄機、穀物乾燥装置、ミキサー、グラインダーといった農業機械を製造している会社です。
スモレンスクの工場では農業用トラクターを製造しています。
④航空機工場
Смоленский авиационный завод
(スモレンスク航空工場)のことだと思います。
1926年設立。スモレンスクにある航空工場です。
航空機の修理・メンテナンス、他の航空会社への部品の供給を行っています。
⑤原子力発電所
スモレンスク原子力発電所のことだと思います。
1982年に運転開始したスモレンスクから南東へ100km程の所にある原子力発電所です。
3基の原子炉を運転している原子力発電所で、
ロシアの非黒土地域で最大規模となっています。
余談ですが、
ロシアの土壌は大きく分けるとポドゾルとチェルノーゼムに分けられます。
ポドゾルはシベリア地方のタイガなどで見られる酸性の土です。
生産力が乏しく、耕作に不向きな土壌です。
チェルノーゼムはウクライナや中央シベリアなどで見られる黒色土(黒土)です。
腐植が集積した肥沃な土壌のため、小麦地帯が広がるなど、農業に適しています。
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