アフリカ大陸北部、地中海に面する国チュニジア。そのチュニジアの北部に位置する首都チュニス。
城壁で囲まれた旧市街カスパと、フランス人が建設した新市街からなる都市です。
ワインやオリーブ、リン鉱山の積出港となっています。
チュニス近郊には、カルタゴの遺跡があり1979年に世界遺産に登録されています。
詳しくは後述する、旧カルタゴの街並みの欄にて記載します。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①ごまスイーツ屋台
マクルードというチュニジアのマグリブ地方のスイーツです。
ナツメヤシの実であるデーツをペーストにして、生地で包んで揚げたお菓子です。
ごまがかかってないものもあります。
チュニスから150km程南下した所に位置する都市カイルアンの名物菓子で、
至るところでマクルードが販売されています。
②ブリックパイ屋台
ブリックとは、卵とツナをパイのように包み揚げした、チュニジアでは花嫁の母親が花婿のために作る伝統料理です。ツナの代わりにほぐした鶏肉を使うこともあります。
チュニス市内にもブリックを提供するお店があります。
③ナブール陶器店
チュニジア北東部に位置する都市ナブールは、陶器の街として有名です。
将棋棋士の藤井聡太さんの地元で、陶器の街でもある瀬戸市と姉妹都市となっています。
ナブールの陶器は、市内の市場(スーク)や陶器専門店で売られています。
④ジェリド塩田
チュニジア西部に位置するジェリド湖。サハラ砂漠北部最大の塩湖です。
このジェリド湖で塩が採掘されるため、塩田が広がっています。
ちなみにスターウォーズのロケ地にもなっていたそうです笑
地図上では湖なので水色で塗られていますが、実際は水で満たされることはほぼなく、
塩類が集積した白い平原となっています。
↓航空写真
⑤旧カルタゴの街並み
世界遺産のカルタゴ遺跡のことだと思います。
チュニス近郊にあるカルタゴは、紀元前9世紀頃にフェニキア人が築いた街です。
紀元前6世紀頃には地中海西部一帯の通商権を握り、世界の覇者と呼ばれるようになりました。
カルタゴの街の中心地であったビュルサの丘や遺跡の住居跡に貯水槽や水利施設が整っていたことや、200余りの軍船を収容できる円形の古代カルタゴ軍港など当時としては高度な文化を持っていました。
しかし、シチリア島を巡りローマと1世紀に渡るポエニ戦争が勃発。第二次ポエニ戦争では将軍ハンニバルがイタリア半島まで進軍したものの、最終的に敗れ、紀元前2世紀にカルタゴの街は徹底的に破壊されました。
その100年後にローマのカエサルがこの街の再建を計画。ローマ人により街が甦りました。
そして、1世紀末頃にカルタゴ円形闘技場、2世紀頃にアントニヌスの浴場などが建てられ発展していきました。また、この時代にモザイク画が多く造られていました。
だが、この発展も7世紀の終わりにウマイヤ朝によって占領され、街が破壊され長らく放置されていました。20世紀のはじめにカルタゴ時代の住居跡の発見を機に、遺跡の発掘調査が進みました。
⑥モザイク美術博物館
バルド国立博物館のことだと思います。
1888年開館。カイロのエジプト博物館に次ぐ、アフリカ大陸で2番目の収蔵規模を誇る博物館です。
カルタゴ、チュニジア、イスラム時代の遺物はもちろん、世界最大の古代ローマ時代のモザイクコレクションがあります。
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