スペイン中部にある首都マドリード。
スペイン中央部を占める乾燥した広大な台地であるメセタに位置しています。
政治・経済・文化の中心地で交通の要地です。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①スペインワイン屋
スペインのワイン生産量は世界３位です。
スペイン全域でワインが造られており、地域によって個性があり、多様性に富んだワイン生産国となっています。
そして、マドリード近郊にワインの産地「ヴィノス・デ・マドリッド」があります。
ヴィノス・デ・マドリッドは、1990年に原産地呼称が認定された産地で、アルガンダ、ナバルカルネロ、サン・マルティン、エル・モラールの4つのサブエリアがあります。
アルカンダは、マドリッドで生産されるワインの約60％を占めており、白ワインがメインとなっています。
ナバルカルネロ、サン・マルティンでは、赤ワインをメインに生産しています。
さて、本題のスペインワイン屋についてですが、
マドリード市内には多くのワイン屋があります。
今回は、代表的なお店を1件紹介したいと思います。
「Madrid & Darracott – Vinos y experiencias」
試飲会が人気のワインショップです。
ヴィノス・デ・マドリッドのワインを取り扱っています。
②王室御用達チョコ店
王室御用達となるとCACAO SAMPAKA（カカオサンパカ）のことだと思います。
1935年創業。バルセロナに本店を置くチョコレート店です。
マドリードにも店舗があります。
日本にも進出しており、東京丸の内、神戸、大阪梅田に店舗があり、
オンラインショップでも購入できます。
https://cacaosampaka-shop.com
王室御用達ではありませんが、
マドリード市内では「Chocolatería San Ginés（チョコラテリア サン ヒネス）」が有名です。
https://chocolateriasangines.com/#
1894年創業のマドリードの路地裏にある老舗で、ホットチョコレートとチュロスが人気です。
もちろんチョコレートも販売しています。
基本、年中無休24時間営業みたいです。
③高級アパレル会社
LOEWE（ロエベ）のことだと思います。
1846年設立。マドリードに本社を置くファッションブランドです。
LVMHグループに属しています。
皮革製品を得意とするブランドですが、アパレルも展開しており、
最近ですと、ゲームのドット絵のような服「ピクセレイテッド」で話題になりました。
https://www.loewe.com/jap/ja/variation?pid=S540Y14KCO-2100&dwvar_S540Y14KCO-2100_Shared_size=103&country=JP&lang=ja&gad_source=1&gclid=Cj0KCQiA7OqrBhD9ARIsAK3UXh0C7yEeriK0EngecdoCLmyxMJS4E_cGW2N2rasTkFwifoZuKXpDeZUaAmf6EALw_wcB
④フランメンコ鑑賞クラブ
マドリード市内では、大規模なものから小規模なものまでフラメンコ鑑賞ができる場所がたくさんあります。
今回は、老舗タブラオ「Torres Bermejas（トーレス・ベルメハス）」を紹介したいと思います。
※タブラオ：フラメンコショーが行われる場所のこと
https://www.torresbermejas.com/en
1960年創業。トリップアドバイザーでも2022年、2023年ともNo.1に選ばれたフラメンコタブラオです。グラナダのアルハンブラ宮殿を再現した美しい装飾が特徴のタブラオです。
ワンドリンク付きショーから、タパスまたはディナー付きショーもあります。
ベルトラで予約もできます。
https://www.veltra.com/jp/europe/spain/madrid/a/155670
⑤王宮美術館
プラド美術館のことだと思います。
1819年開館。歴代のスペイン王家のコレクションやヨーロッパ絵画を展示する美術館です。
スペインを代表するバロック絵画の巨匠
ディエゴ・ベラスケスの作品が多く、
代表作である「ラス・メニーナス」が所蔵されています。
ちなみにピカソは晩年にラス・メニーナスに基づく人物像などを独自の解釈で58通り描いており、
バルセロナのピカソ美術館で観ることができます。
ベラスケス以外にも、フランシスコ・デ・ゴヤの「裸のマハ」と「着衣のマハ」、
世界史や美術の資料集に載っている「マドリード、1808年5月3日」もあります。
裸のマハは、美術史のスキャンダル作品の一つで、1800年頃にスペインでは問題となっています。
ちなみに「楽園のカンヴァス」や「たゆたえども沈まず」など美術を題材とした小説を多く手がける小説家の原田マハさんのペンネームの由来は、「裸のマハ」、「着衣のマハ」からとっています。
⑥総合建設会社
ACSのことだと思います。
1997年設立。マドリードに本社を置く総合建設会社です。
CEOはフロレンティーノ・ペレス。後述するサッカークラブ「レアル・マドリード」の会長でもあります。
近年の施工した主な建物を2件紹介します。
トーレ・アグバール
バルセロナにあるトーレ・アグバール。
設計者は、ドーハの物件編で紹介した「弾丸タワー」ことドーハタワーと同じジャン・ヌーヴェルです。
ドーハタワーと似てるでしょ？
トーレ・カハ・マドリッド
スペインで一番高いビル「トーレ・カハ・マドリッド」
イギリスの建築家ノーマン・フォスターの設計したビルです。
こちらもドーハ物件編の「冷房開放スタジアム」で紹介した、「ルサイル・アイコニック・スタジアム」や、アメリカカリフォルニア州クパチーノにあるAppleの本社「Apple Park」を手がけています。
⑦闘牛アリーナ
ラス・ベンタス闘牛場のことだと思います。
バルセロナでは闘牛が禁止されていますが、
マドリードでは、ラス・ベンタス闘牛場で闘牛を行っています。
1931年に開場。収容人数は23798人。世界で3番目に大きい闘牛場です。
毎年3月から10月まで、毎週日曜日と休日に行われています。
⑧サッカークラブ
レアル・マドリードのことだと思います。
1902年創部。マドリードに本拠地を置く名門サッカーチームです。
ホームスタジアムは、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウ。
収容人数81044人のスタジアムです。
2023年現在、国内リーグ優勝35回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝14回
特に2000年代はあまりにも強い選手が集まっていたので、銀河系軍団と言われていました。
ライバルチームは、バルセロナとアトレティコ・マドリードです。
バルセロナとの試合を「エル・クラシコ」と呼び、
アトレティコ・マドリードとの試合を「マドリード・ダービー」と呼びます。
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