アルメニアの首都エレバン。
機械・金属、ブランデー、タバコの製造が発達している都市です。
現存する世界最古の都市の一つとされており、創世記に語られているエデンの園が存在していたという伝承のある地でもあります。
アルメニアについて
アルメニア共和国
1991年にソビエト連邦より独立
首都:エレバン
人口:約296万人(2022年)
面積:2.98万㎢
公用語:アルメニア語
通貨:ドラム ※1ドラム=0.37円(2024年3月現在)
主な宗教:アルメニア正教
主な産業:農業(綿花、ブドウ)、ダイヤモンド加工、鉱業(銅、モリブデン)
アルメニアは国土の90%が標高1,000m以上で、平地はほとんどない国です。
コーカサス地方で一番大きな湖であるセヴァン湖があります。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①トルマ食堂
トルマ(ドルマ)とは、米、玉ねぎ、ひき肉、香味野菜をキャべツやブドウの葉で包んだ料理、
または、中をくりぬいたパプリカ、なす、ズッキーニ、カボチャに詰めた料理です。
中央アジアから北アフリカまで広く分布している料理で、
アルメリアの代表的な家庭料理でもあります。
さて、本題のトルマ食堂について、
エレバンでトルマを提供する店を調べたところ、
以下のお店がヒットしました。
この中で、口コミ数が多かったお店が、Tavern Yerevanです。
トルマのほか、アルメニアンBBQやアルメニアの伝統料理が味わえるレストランです。
②ブランデー蒸留所
Ararat Brandy Companyのことだと思います。
1887年設立。エレバンに本社を置くブランデー製造会社です。
ブランデーは果実酒から作った蒸留酒で、
主に白ワインを蒸留した後、樽の中で熟成させて製造します。
Ararat Brandy Companyの製造している代表的なブランデーブランドは、Ararat(アララト)です。
アララトは、アルメニアの白ブドウから作られた特産のワインと湧き水を原料とするブランデーです。
名前の由来は、現在はトルコ領のアララト山から来ています。
③ダイヤ加工所
アルメニアはダイヤモンド加工が盛んな国です。
ダイヤモンドの原石を輸入し、アルメニア国内で加工して輸出しています。
アルメニアのダイヤモンド加工は、ソビエト時代に確立され、
アルメニア経済の伝統的な部門となっています。
現在、50以上のダイヤモンド加工会社があり、約3000〜4000人が従事しているそうです。
この中でも、規模の大きいダイヤ加工所はShoghaknです。
1971年に国営企業として設立。2000年に民営化。
エレバンより北北東15kmに位置するNor Hachnにダイヤ加工工場があります。
1200の専門ダイヤモンドカッターを持っているそうです。
④古文書の館
マテナダランのことだと思います。
1959年開館。エレバンにある世界有数の古文書館です。
約30万点以上の貴重な古文書(聖書、文学、科学、医学関連)を研究・展示しています。
⑤アルミニウム工場
エレバンはアルミニウム産業と水力発電が盛んな都市です。
おそらくですが、水力発電により安価で大量の電力生産ができるので、
大量に電力を消費するアルミニウム産業が発達したんじゃないかと思います。
※ドゥシャンベ編のアルミ精錬所にて、同じ内容を説明しています。
本題のアルミニウム工場ですが、
エレバン北部にロシアの世界的アルミニウム製造メーカーであるルサールの工場があります。
この工場では、アルミホイルやアルミテープを製造しています。
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