中国南東部、珠江(チュー川)河口に位置する特別行政区香港(ホンコン)。
旧イギリス直轄植民地で、1997年7月1日に中国へ返還された都市です。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①広東粥屋台
広東粥とは、鶏や干し貝柱から出汁をとったスープで米を長時間トロミが出るまで煮込むのが特徴のお粥です。中国では朝食で食べられることが多いようです。
香港でも朝食として定番となっており、広東粥を提供する店が街の中に多くあります。
中でも、妹記生滾粥品は香港内で人気のお店となっています。
②ワンタン麺屋
ワンタン麺は中国南部の麺料理です。
香港では、熱々のスープの中に海老が入ったワンタン、黄ニラが添えられていることが多いようです。
また、麺はアルデンテ(歯ごたえが残る茹で方)、スープはヒラメの乾物(大地魚)からとっているのも特徴のようです。
本題のワンタン麺屋についてですが、
香港で有名なワンタン麺屋は「麥奀雲呑麺世家」です。
1920年代に広州で一世を風靡していたお店で、この店の店主の息子が香港に渡り、
ワンタン麺を広めたと言われています。※諸説あり
③ピリ辛シャコ料理屋
香港にはシャコをニンニクや唐辛子、塩胡椒で揚げた料理を提供する店がいくつかあります。
参考までに、香港の有名店「金山海鮮酒家」のシャコのガーリック炒めの画像を貼っておきます。
唐辛子のような赤いものも入っているので、ピリ辛なはずです笑
④シノワ陶磁器工房
シノワ(シノワズリ)とは、17世紀中頃にヨーロッパの貴族や富裕層の間で大流行した、
中国の伝統的な模様ではなく、ヨーロッパの職人たちがアジアの美術様式にインスピレーションを受けてデザインしたものの総称のことです。
このデザインの陶器をシノワ(シノワズリ)陶器と言います。
シノワ陶器は、鳥や花、蔦、雷文と呼ばれる雷をモチーフにした幾何学模様がよく描かれているのが特徴です。
さて、本題のシノワ陶磁器工房についてですが、
工房兼販売を行っている粤東磁廠が有名です。
1928年創業の老舗陶磁器工房で、
後述する高級ホテル「ザ・ペニンシュラ香港」にて粤東磁廠の食器が長年使われていたそうです。
⑤高級ホテル
香港には高級ホテルが多くありますが、
中でも、香港に本社を置く香港&上海ホテルズが運営するホテル「ザ・ペニンシュラ香港」が有名です。
⑥パソコン製造会社
Lenovo(レノボ)のことだと思います。
1984年に中国科学院計算所新技術発展公司として設立したパソコン製造会社です。
登録事務所は香港ですが、現在は北京にグローバル本社を置いています。
1984年から2004年までは英語の会社名が「Legend」でしたが、
2004年に現在の「Lenovo」に変更しています。
⑦ネオン看板街
かつて、香港にはネオン看板が彩っている街並みが多くありましたが、
2010年に建築法等の改正により、ネオン看板の高さや大きさが制限され、
撤去される流れとなっています。
そして、2020年には、9割のネオン看板が香港の町から姿を消していると言われています。
※水兵さんのXより、以下のポストもあります。
撤去はされたものの、現在もネオン看板が残っている街も幾つかあります。
例えば、
旺角(モンコック)駅と佐敦(ジョーダン)駅間のネイザンロード周辺が比較的に残っていると言われています。
ネイザンロード
女人街
⑧金運アップ銀行
香港上海銀行のことだと思います。
1865年に香港にて設立。
世界最大級の銀行金融グループのHSBCホールディングス傘下の銀行です。
本社のある香港上海銀行・香港本店ビルはイギリスの建築家ノーマン・フォスターが設計。
なお、この本社ビルは金運アップのパワースポットとなっています。
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