インド北部に位置する都市デリー。
みなさん早速ですが、インドの首都はどこでしょうか?
地図帳はデリーと記載してるけど、外務省のインド基礎データはニューデリーと記載してる!!
デリー?ニューデリー?どっちなんだ!!
答えは、どちらも正解です。
そもそも、連邦直轄市デリーの中に、デリー(オールドデリーとも言われる)、ニューデリー、デリーカントメント(軍官区)の3つ地域に分かれていて、首都機能を担う政府機関がニューデリーに集まっていたため、首都をニューデリーとしていました。
しかし、ニューデリーは都市ではなく、政府機関が集まっているだけの地区なので、連邦直轄市のデリーを首都と表記しようという動きがあり、デリーを首都として記載してるものもあります。
ちょっとした雑学を挟みましたが、物件の紹介へ進めたいと思います。
①紅茶販売店
インドといえば、カレーが一番に浮かびますが、紅茶もすごいんです笑
紅茶の生産量が世界一ですから。
特にアッサム、ダージリンが有名ですが、この二つの産地はインド北東部で栽培しています。
また、インド南部には、ニルギリという産地があります。
デリーは、紅茶の栽培地域ではありませんが、インドの大都市の中の一つなので、紅茶の販売店が多くあります。有名な紅茶販売店について紹介したいと思います。
Mittal Teas(ミッタルティ)
1954年創業の老舗紅茶専門店。デリーに3店舗あります。
旅行ガイドやインドの紅茶について調べるとオススメとしてすぐに出てきます。
SAN-CHA(サンチャ)
1981年創業。インド政府御用達ブランドとして有名です。
紅茶の鑑定士サンジェイ・カプール氏による紅茶ブランドでもあります。
インドで生産された何千ものお茶の中から専門家によって厳選し、良質な茶葉及びブレンドを提供しています。
②インドカレー屋
カレーもインドでは、北と南で違いがあります。北部の小麦を栽培してる地域はナン。南部の稲作が盛んな地域では、米であったり、豆粉をクレープ状にしたドーサなどがあります。
デリーは北部になるので、ナンやチャパティを主食としてました。
また、2020年に日本の大手カレーチェーンCoCo壱番屋が、カレーの本場インドのデリーに進出しました。インドでは、外食をする文化が成長中であることや、新型コロナウィルスの影響もあって、開店早々は苦戦していましたが、トッピング、ライスの量、辛さなどをカスタマイズできるシステムが好評で、日本式カレーライスが徐々に浸透しているようです。
③革製品販売店
デリーには、革製品のお店が立ち並ぶ「ヤシュワントプレイス」というマーケットがあります。
ロシア人が毛皮や革の買い付けでよく訪れるので、別名:ロシアン・マーケットとも呼ばれているそうです笑
④クリケットチーム
インドでは絶大な人気を誇るスポーツ「クリケット」。元々はイギリス発祥のスポーツで、インドでは、イギリス植民地時代に広まったとされています。プロ化も進んでおり、年俸が日本円で20億を超えるトッププレーヤーがいるそうです。まさしくインディアンドリーム!!
また、インドでは野球アニメ「巨人の星」をクリケットに置き換えた、「スーラジ ザ・ライジングスター」が2012年に放映されました。
第一話は、U-nextやその他いくつかの動画配信サイトにて、無料で観ることができます。
https://video.unext.jp/title/SID0054397
そして、2028年のロサンゼルスオリンピックの種目にクリケットが選ばれたことで、インドでは大盛り上がりです。金メダル最有力といっても過言じゃないと思います。
さて、物件のクリケットチームの話に戻りますが、
インドには、「インディアン・プレミアリーグ」というクリケットのプロリーグがあります。
デリー市内にもクラブチームがあり、その名は「デリー・キャピタルズ」と言います。
名前がそのまんま笑
成績は、シーズン最高順位は2020年の準優勝。強豪チームには含まれないかなという印象です。
ただ、2008年にインディアン・プレミアリーグが発足したばかりで歴史は浅いので、これからに期待です。
⑤スカイテル社
Bharti Airtel(バーティ・エアテル)社のことだと思われます。
ニューデリーに本社を置く、インドの電気通信会社です。
インドは人口14億人と非常に多く、市場がどんどん拡大すると予想されています。
そこに目をつけたグーグルは昨年(2022年)、エアテル社に10億ドルを出資しています。
⑥IT企業群
最初に0というものを定義した人物は、インドの数学者「ブラーマグプタ」です。
また、インドは世界でも数学に力を入れている国として有名です。
例えば、インドの方々は、九九を20×20まで暗記していると言われています。
まさに数字に強い国。プログラミングやIT産業では、この数学的思考が重宝されるので、
デリーにはIT企業が集まっています。
ただ、数字に強い人が多いからという理由でIT企業が集まっているわけではありません。
それ以外の理由としては、
①インドはイギリスの植民地だったので、英語を話せる人がいる
②IT企業が集まるアメリカのカリフォルニアとの時差の関係
が挙げられます。
②の時差についてですが、カリフォルニアとインドの時差は12時間。この12時間というのが重要で、
IT企業が多く集まるアメリカのカリフォルニアが夜の時間帯は、インドでは朝なので、カリフォルニアで行われた業務の引き継ぎをインド側にお願いします。
そして、インドで朝から晩まで行われた業務を、朝になったカリフォルニア側が引き継ぐのです。
こうすることで、無駄な時間を減らし、スムーズに業務が進みます。
⑦バイクメーカー
デリーに本社を置くバイクメーカー「ヒーロー・モトコープ」を指しているかと思います。
https://www.heromotocorp.com/en-in.html
元々、インドの自転車メーカーだった「ヒーロー・サイクル」が、1984年に日本の本田技研と合弁企業「ヒーロー・ホンダ」を設立したのが始まり。
インドのバイク製造業界最大手として成長しましたが、2010年に本田技研との合弁を解消。
2011年より現在の名前「ヒーロー・モトコープ」に変更という経緯があります。
⑧航空会社
デリーとムンバイに本拠地を置くエア・インディアを指しているかと思います。
航空連合はスターアライアンスのため、エア・インディア航空を利用して、ANAのマイルを獲得することができます。
2023年現在、
週4便で、東京(成田)ー デリー間
週7便で、東京(羽田)ー デリー間
をフライトしています。
今年に入ってから、エア・インディアを買収したインドの財閥である「タタ財閥」が、800億ドルかけて、エアバスとボーイングから併せて470機の航空機を発注したことを発表しました。
これは、民間航空会社史上で最大規模の発注のようです。
今後のエア・インディアの動向に目が離せません!!
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