ブラジル北東部バイーア州の州都サルバドル(サルヴァドール)。
港湾都市で、人口がサンパウロ、リオデジャネイロ、ブラジルに次ぐ同国第4位の規模を有しています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①エビシチュー食堂
エビシチューはムケッカのことだと思います。
ムケッカとは、魚、玉ねぎ、ニンニク、トマト、コリアンダーなどから作られる海鮮シチューのことです。
元々は、ブラジル南部のエスピリトサント州の料理でしたが、
現在では、
エスピリトサント州のムケッカ・カピシャーバと
バイーア州のムケッカ・バイーアナ
の2種類があります。
バイーア州で作られるムケッカ・バイーアナは、アフリカ文化の影響を受けており、
基本材料に加え、パーム油、ココナッツミルク、エビ又はカニ等が加えられているのが特徴です。
さて、本題のエビシチュー食堂についてですが、
サルバドルはバイーア州に属しているため、ムケッカ・バイーアナ(エビシチュー)を提供するお店が多くあります。
参考までに、この中でGoogleマップで口コミ数が多く、高評価だったお店はVilla Bahianaでした。
②揚げ豆パン屋台
揚げ豆パンはアカラジェのことだと思います。
アカラジェとは、ブラジルで食べられている黒目豆で作った揚げパンのことです。
なお、元々はアフリカのナイジェリア、ベナン、トーゴのヨルバ族の料理だそうです。
サルバドルではストリートフードとして人気で、
市内の市場や屋台などで売られているようです。
③リゾートビーチ
サルバドルには海水浴やウォータースポーツ、夕日観賞などが楽しめるビーチが多くありますが、
物件名のリゾートビーチとなると、サルバドル近郊のプライア・ド・フォルチのことだと思います。
プライア・ド・フォルチはサルバドルから約80km離れた高級リゾート地です。
サルバドルから日帰りで訪れる事が出来る身近さから、
多くの観光客が訪れる一大観光地となっています。
④歴史地区の街並み
世界遺産のサルヴァドール・デ・バイーア歴史地区のことだと思います。
サルヴァドール・デ・バイーアは、
1549年から1763年まで、ポルトガル領ブラジルの首都だった街です。
交易を目的として建設された都市で、
ブラジルの主要な港であり、砂糖産業と奴隷貿易の中心地でもありました。
1982年に世界遺産登録。
歴史地区内には、サルヴァドール大聖堂、サン・フランシスコ教会と修道院、ラセルダ エレベーターなどがあります。
サルヴァドール大聖堂は、1552年より建築が開始された大聖堂で、ブラジルにおけるルネサンス建築を代表とする建物となっています。
サン・フランシスコ教会と修道院は、1587年に建築が開始された教会。一度オランダによる破壊を経験しましたが、1686年に再建を開始し、建築作業は18世紀まで続いたそうです。
ラセルダ エレベーターは、1873年に建設された高さは72mのエレベーターで、
丘上にあるトメ・デ・ソウザ広場と下町を結んでいます。
ちなみにこのエレベーターは、一度に128人を運ぶことができ、24時間稼動しているようです。
⑤自動車工場
以前、サルバドルに隣接しているカマサリ市にフォード・モーターの工場がありましたが、
数年前に撤退しており、工場の土地をバイーア州政府に売却しています。
そして、この工場跡地に最近、中国の電気自動車メーカーBYDの工場が建設され、
2024年に電気自動車の製造を開始しています。
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