カザフスタン北部に位置する首都アスタナ。
人口は約134万人(2022年)で、アルマティに次ぐ大都市です。
1997年にアルマティから遷都し、首都となりました。
1998年にカザフスタン政府主催の国際コンペにて一位に選ばれた日本人建築家・黒川紀章の都市計画案に基づき開発が続けられています。
黒川紀章のアスタナ都市計画案については、
下記URLにて、概要が載っています。
https://www.kisho.co.jp/page/120.html
※アルマティの物件については、こちら
ちなみにアスタナは都市名がコロコロ変わっています笑
1824年アクモリンスク
1961年ツェリノグラードに改名。
1991年のカザフスタン独立時にアクモラへ改名
1998年にアスタナに改名
2019年3月にヌルスルタンに改名
2022年9月にアスタナに戻っています。
それでは、物件の紹介へ進めたいと思います。
①ベシバルマク屋
ベシバルマク(ベシバルマック)とは、じっくり煮込んだ羊肉や馬肉を玉ねぎと共に麺の上へ盛り付けた中央アジアの料理です。
アスタナ市内にもベシバルマクを提供するお店が多くあります。
この中で、口コミ数が多かったお店はСаксаул(サクサウル)。
カザフスタン料理店で、ベシバルマクのほか、揚げパンのバウルサク、肉詰めパンのサムサなどがあります。
②プロフ屋台
プロフとは、中央アジアの料理で、お肉、にんじん、玉ねぎ、ひよこ豆、レーズンを使用した炊き込みご飯のことです。
アスタナ市内にもプロフを提供するお店が多くあります。
この中で私が気になったお店はЦЕНТР ЛАГМАНА И ПЛОВА(ツェントル・ラグマナ・イ・プロヴァ)です。
プロフだけでなくベシバルマクも提供しています。
③フェルト雑貨屋
カザフスタンの一帯は、遊牧民が遊牧生活をしていた歴史があり、
その遊牧民は、衣服や寝具、ユルタ(遊牧民のテント)を覆う天幕にフェルトを用いていました。
そのためカザフスタンでは、フェルトでできたクッションや靴、カザフスタンの伝統的な衣装を身につけたフェルトの人形などがお土産として人気となっています。
フェルト雑貨屋について調べたところ、
アスタナ市内に2店舗あるお土産屋Талисман(タリスマン)にて、販売していることが確認できました。
④金属加工場
アルマティ物件編の冶金工場の内容と重複しますが、
カザフスタンでは、冶金・金属加工が主な産業の一つです。
そのため、アスタナにも金属加工場がいくつかあります。
⑤サムルグの塔
バイテレクのことだと思います。
2002年に完成したアスタナにある高さ105mのモニュメント兼展望塔です。
バイテレクは「高いポプラの木」の意味で、カザフスタンの民話の「生命の木」と「幸福の魔法の鳥」をイメージしたデザインとなっています。
ちなみに、物件名に入っているサムルグの意味は「幸福の魔法の鳥」です。
サムルグの塔=幸福の魔法の鳥の塔なので、モデルはバイテレクで間違いないと思います。
⑥ビル建設会社
おそらくSTROIKLASS(ストロイクラス社)のことだと思います。
アスタナに本社を置く建設会社です。
マンションやオフィスビルの建設をメイン事業としており、
近年では、アスタナ郊外にあるKorkem tower(クルクム・タワー)の建設をしています。
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